okkyの日記: newsweek 2009/8.5号 「オバマに学ぶ 英語術」 9
日記 by
okky
http://newsweekjapan.jp/magazine/7380.php
買って読んでいるが、思ったより面白い。まずもっていろいろ参考になる。
オバマの演説や会見の一部が載っているのだが、この人、やはり若いんだなぁ、としみじみ思う。
「クレジットカード利用者保護法案の署名に際した会見」(2009年5月22日) (from p.56)
It is a great pleasure to have all of you here at the White House on this gorgeous, sunny day. The sun is shining. The birds are singing. Change is in the air.
(強調したのは私)
これなんか明らかに Steve Jobs の Air 発表のときの
There is something in the Air....
をもじってるよね。その前の2つは「判らない人のための配慮」。最後の一つは、逆に「この法案の影響を最も受ける世代」へ声を掛けるためのもの。
これは今60歳とかの人には出せない台詞だと思う。
「オバマ支える、27歳スピーチライターの素顔 」 (スコア:2)
「オバマ支える、27歳スピーチライターの素顔 [msn.com]」
選挙戦のときから関わっているオバマのライターは27歳らしいですから、
そりゃ若くもなるでしょう。
もちろんそれにオッケーを出しているオバマも若いわけですが。
#麻生もちゃんとしたライター雇えばいいんじゃないかと思うんだけど。
Re:「オバマ支える、27歳スピーチライターの素顔 」 (スコア:1)
下手にそんな事をすると「みぞうゆう」とかやっちゃうからでしょう。
…
と言いたいところですが。実は麻生さん、かなり達筆。
http://www.kantei.go.jp/be-nippon/archive/tanzaku.html [kantei.go.jp]
達筆であるためには相応に言葉を知らなくてはいけない。と言う事は「みぞうゆう」はかなり例外的な出来事だと思います。
というか、短冊に書いてある内容から見ても、他の議員の国語力、なさすぎ。人の事を笑えるような奴がほとんどいない。赤城 徳彦 に至っては…なんじゃこの字とこの内容…似たようなものを小学校の時に書いた覚えがあるぞ、俺。
…
で、スピーチに話を戻すと。
問題は「どこで何を話すか」「どう話すか」という段階があまりにも場当たりすぎるのが問題ではないかと。日本の政治家は皆そうですが、その場にいる人の顔色を見て、話す事を変える人があまりにも多い。これじゃスピーチライターの出番はありません。
そういう話し方をするからろくな政策論争ができない、と言う弱点の副作用でしかないと思います。
…
最後に。
そもそも Mac user のオバマさん。Steve Jobs の「There is something in the Air ...」ぐらいはしっているでしょう。会見用の原稿があったかどうかは判りませんが、仮になくても、ひょいっと使ってみせるぐらいの事はできたのではないかと。
fjの教祖様
Re:「オバマ支える、27歳スピーチライターの素顔 」 (スコア:2)
>その場にいる人の顔色を見て、話す事を変える人があまりにも多い。
ただ、そのあげくに高齢者は云々 [mainichi.jp]みたいな曲解されることを前提としてしゃべっているような
内容を言われても困るわけですよね。これじゃ外交の麻生なんてほめ方もできなくなる。
この人天然かなぁ('A`)
>そもそも Mac user のオバマさん。Steve Jobs の「There is something in the Air ...」ぐらいはしっているでしょう。
ああ、オバマはMacユーザーですか。それなら知ってるかも。
ブラックベリーユーザーなのは知ってましたけど。
慣用句 (スコア:2)
「in the air」は大昔からある慣用句です。下記辞書の項目やObamaの用法とは違いますが、「煙のごとく跡形もなく消えうせる」「どこかへ姿をくらます」といった比喩的な表現でもよく使われます(Dolphyの言葉が超有名)。いずれも英語に不自由な移民でも感覚的にわかりそうな表現のように思うし、年代によって解さない/ピンと来ないということがあるとは思えません。
またMacworld 08のフレーズの元ネタと噂されたものとして、世代を超えてよく知られている(カバーやTV・映画での使用多数)1969年のヒット曲があります。原曲の世代の人も歌詞や曲調を連想して期待感を膨ませるだろうし、(実際に元ネタなのかは知りませんが)彼らにも伝わる上手いメッセージを選んだなと思います。
で、「in the air」と年代を結びつけて何かを読み解こうというのは無理があると思います。
Re:慣用句 (スコア:1)
" in the air" の表現がそんなに新しかったら、Steve Jobs の "There's something in the air" 自体成立しません。あれは、新製品の名前が「Air」だと知る前の人たちには「何かが空気中を漂っている」 という普通に聞く限り、どう聞いても電波を受けてるんじゃなかろうかこの人は、的な発言だからこそ、インパクトがある。しかしそのためには、 "There's something in the air" という表現自体は、昔からある表現じゃなくてはいけません。
なので「昔からあるんだから新しくないやい」というのは 捨て台詞の場合を除いて 全く意味を成しません。
# 突如としてギャル語を混ぜるとか言うのじゃないんだから。
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ここでそういう表現を 選ぶ 感覚が若い、と言っているのです。
fjの教祖様
Re:慣用句 (スコア:2)
「60歳とか」ではなく「今60歳とか」とあったので、「生年によって差がある、時代をさかのぼるほど使わない傾向にある」というような意味かと思ったのですが、そうではなく「時代を問わず年寄りは使わない傾向にある」ということでしょうか。
そのいずれにせよ、やはり「in the air」と「若い」との関連がわからないので、これを書いています。
私には、「若々しい」「若ぶっている」「幼稚な表現」であるようには思えません。その逆の「年寄り臭い表現」にも思えません。また、前に述べたとおり古くからある表現ですが、かといって特に「時代がかった古臭い表現」のように感じられるわけではありません。
ただし、用例を数多く挙げつつ「本題に入る前にしても、大統領としてはくだけた表現だ」「詩的な表現だ」などと説明されたら「そうなのかな」ぐらいは思うかもしれません。
それはともかく、今のところ特定の年齢や時代と結びつける材料を得ていません。「実際に空中にあるとき」に加えて、「周囲のそこかしこにあるとき」「雰囲気として感じられるとき」「不安定・流動的な物事を述べるとき」「手掛かり・掴みどころのなさを述べるとき」に頻出する慣用句、という認識しかありません。
こうした配慮を要するほどの、受け手によって理解度に差が出るような難解表現とも思えません。新聞の見出し [google.co.jp]にも度々出てくるぐらいですし(※次コメントに続きます)。
Re:慣用句 (スコア:2)
「若さ」との関連を補強するかのようにSteve Jobsの名前を挙げられていますが、そこにも疑問があります。
「There's something in the air.」というのはAppleがMacworld 2008のために前もって用意していたテーマですね。仄めかしになる「air」を含むし、具体的でないので焦らしにもなる、ティザー広告的にちょうどいい。
思いついたのはJobsかもしれないし、別の人かもしれませんが、Jobsの承認はあったでしょう。しかし少なくとも初出は会場の垂れ幕 [arstechnica.com]であって、Macworldの壇上とかその前に行われたインタビューとかいった場での発言ではありません。Jobs個人と結びつけるのは強引に思います。
発案者が誰かは知りませんが、その人物の年齢を推測するなら、60歳以上ってことはないだろうと思います。しかしそれは「多分フルタイムで広告に携わっている人が考えたんだろうし、その年齢を当てるなら60歳未満って言っとけば当たるだろう」程度のことです。「60歳以上には思いつけない」と考える材料があるわけではありません。
「60歳以上の人にも伝わる」と考える材料なら、前回挙げたとおり数多くあります。「空気中に」「空中に」などと日本語で書くと比喩表現らしさが薄れて不自然にも見えましょうが、英語としてはごく素直な、自然な表現だと思います。少なくともギョッとするような、「電波を受けてるんじゃなかろうか」的な印象はありません。
で、「Macユーザーだから」だけではObamaがこれをもじったと考える根拠にならないように思います。記者はどの法案に署名するかわかっているわけですから、Macworldとは状況も異なります。そういったことも踏まえて、ObamaとJobsの年齢から「若さ」に持っていくのは無理があるのでは、と思います。例えばJohn McCainが会話のなかで「in the air」と言っても不思議じゃないし、言って茶化されたり失笑を買ったりということはないと思いますが、いかがでしょうか。
追記: 私はokkyさんをテキに設定していますが、別にケンカを売るつもりで書いているわけではありません。自分の知っていることと自分の考えを述べるに集中し、結論を急がないようにしたつもりです。それでも不快な表現があったのであればここにお詫びしますが、捨て台詞云々はまったく予想外でした。何か思い違いをされているのではないでしょうか。
Re:慣用句 (スコア:1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%8... [wikipedia.org]
このおっさんは任期中は60代じゃ無いときもあったのだよ。
fjの教祖様
Re:慣用句 (スコア:2)
George W. Bushでしたか。でもそれは若さというよりも個性の違いからくるもののように思います。大統領選のいわくつきの接戦や9.11以降の資質を問う議論に付随して、55歳になる初年度から語彙の乏しさなどがしょっちゅう指摘されていましたし、「彼がもう少し若かったら」というものでもないでしょう(その彼にしても、例の慣用句を使わない・解さないとは思いませんが)。
ともに1955年生まれのSteve JobsとBill Gatesにしても対照的ですよね。Gatesは何かに引っ掛けて気の利いた言い回しをする方じゃないし、特に話術に長けているとはいえないように思います。インタビューで痛いところを突かれたときのとっさの反応などによく表れると思いますが、過去に読んだものを思い返してみても、両者はずいぶん違っていたような印象があります。