パスワードを忘れた? アカウント作成
565801 journal

[読書]旭山動物園のつくり方/文・原子 禅, 写真・亀畑 清隆

日記 by patagon

旭山動物園のつくり方―「伝えるのは命」最北の動物園からのメッセージ
文・原子 禅, 写真・亀畑 清隆
単行本: 177 p ; サイズ(cm): 21
出版社: 柏艪舎 ;(2005/04); ISBN:4434059890:detail

この2週間で読んだ本。
一時期はエコノキックス(伝染病)により一時閉鎖まで追い込まれ、再開しても入場者数激減で閉鎖が市議会でとり立たされた動物園。金無し・人無しの中でいかに知恵を使って、上野動物園を上回り月間入場者数日本一になった旭川の市立動物園のルポ。

旭川に行ったことがある。有名だが実際に行ってみると駅前は地方の小さな市(人口4,5万)程度に賑わっていて、だだっ広い、そんな市である。そこで入場者数が日本一になるのだからすごい。

予算がないから動物園職員が図面を書いて、業者に工事してもらったり、一部は自らの手で施設を作ったり、手書きで看板を書いているとのこと。それから動物を見せるのに工夫に工夫を重ねている。

気に入った工夫の一つ
野生の動物は起きている時間のほとんどをエサを探す時間に当てている。普通の動物園はエサを与えてハイ終わりで、することがなくなって動物がストレスを感じることが多いのだが、旭山ではエサを動物の目から見えにくいところに置いたり、とるのに知恵を使わなければとれないようにして、時間がかかるようにしてある。これは面白い。

この本を読んで旭山動物園に行きたくなった。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

読み込み中...