chuukaiの日記: 「高機能自閉症小6の学習支援が不十分で、通知表の評価が全くできないほど放置」はまだマシな方の事例だろう
支援放置:自閉症小6評価せず、通知表に斜線(毎日新聞,2012年05月28日15時00分|最終更新05月28日18時39分)
高機能自閉症を抱える関東地方の当時小学6年の男児(12)が3月、ほぼ全教科の成績を斜線(評価なし)とする3学期の通知表を渡されていたことが分かった。男児はクラスの授業に出られなくなっていたが、ほぼ毎日登校。発達障害児らを支援する「通級指導教室」(通級)は週3時間しかなく、保健室や図書室で過ごしていた。専門家は「学習支援が不十分で、通知表の評価が全くできないほど放置していたのは問題」と批判している。
母親(41)によると、男児は集団行動や字を書くのが苦手な一方、知能指数は高く、年500冊以上の本を読む。通級では算数や図工、集団行動などを学んだ。通知表は所見欄に「毎日少しでも教室で過ごそうと取り組んだ3学期でした」などと記されたが、国語以外の学科評価は斜線だった。母親は「存在を否定されたようでショックだった」と話す。
高機能自閉症を抱える児童に対して、通級による支援がなされていたという時点ですでに放置はされていないといえる。もし、本当に放置されていたら普通学級の中にポンと置かれて、取り返しがつかないくらいに不適応症状が発生して精神障害を起こし、寛解や社会への参加が困難になる。記事を見た上での推測だが、今回の事例では最悪の事態は回避されていたのではないか。
学習支援があったほうが良いのは当然だが、精神障害を起こしてしまうほど放置され、支援を受けられなかった児童がつい10年ほど前までいて、現在も「すぐに対応しなければならないほどの状態にない」という理由で普通学級で放置に近い状態にある児童がいることを考えると、学習支援よりは軽度発達障害の発見とその支援に力を注いでほしい。