rndseedの日記: ”オートボルテージュ”日本グランプリは今年で最期
ホンダの「ツインリンクもてぎ」で1998年から毎年(2003年の事故から2005年までの開催はなし。)開催されていた“オートボルテージュ”日本グランプリは、今年は10月31日から開催されるが、これで当分見納めになるようだ。
これは、国際的金融危機と航空当局による規制強化のためホンダとモビリティランドが決定したとHaute Voltigeのサイトは説明している。
ツインリンクもてぎは山の間にあり、低高度で演技をするのに向いているとはとても思えないし、不時着する平坦な場所は足りているのか不安も感じてしまう(参加機は単発機だ)。サーキット用の照明灯柱もなんだか邪魔だ。安全基準を引き上げるのは理解できる。
かと言って下限高度を上げてしまうと、観客からはよく見えなくなって少々不満にはなる。雲が低いときには使用できる高度が狭くなるのも問題だ。
Red Bull Air Raceのように、複数のカメラと空中からの映像も組み合わせれば、それなりの効果は期待できそうだが、Red Bullのような資金力のあるスポンサーを見つけなければ無理だろう。
Red Bull Air Raceは、柔らかいパイロンで構成されたコースを周回する時間を競うゲームで勝敗が解りやすい。一方Haute Voltigeは音楽に合わせて演技し、審査員の得点を争う複雑なゲームだ。観客やスポンサーの人気を得やすいのはRBARの方に分がある。実際RBARはテレビ放映だってされている。
(かと言ってRBARも問題が無いわけではない。2008年のストックホルムは開催場所の変更で安全が確保できなくなり中止されたし、強風によってレースが中止されたこともある。2007年にはインシデントがあって2008年の規則は変更された。事故ひとつが文字通り命取りなことは理解されている。)
パイロットだって人気のある(そして多分賞金も大きい)ゲームに参加するだろう。高度なエアロバティックスをこなせるパイロットは多くはないが、RBARの方に流れることでHVのレベルが低下しているとしても不思議ではない。パイロット間の無線通信が日本の無線規則に反するということで、編隊チームの参加をやめたのも逆風だ。
個人的にはRBARより複雑なマヌーバーが見られるHVの方が好みではある。。
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