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Microsoft Tech・Ed 2007 Yokohama第3日

日記 by saeki-k

Microsoft Tech・Ed 2007 Yokohama、第3日まで終了してしまいました。今日の参加セッション。

  1. アプリケーションアーキテクトを目指すあなたに贈るスペシャルセッション「LINQ to the Future ~ LINQが創る次世代型データ処理技術~」
  2. T3-312 .NET Framework 3.0によるアプリケーション構築
  3. T3-303 Expression Blendを活用したWindows Presentation Foundationアプリケーションの構築
  4. H-309 LINQを活用したデータアクセスプログラミング
  5. T6-403 SQL Server 2005データベースの定期メンテナンスによるパフォーマンス向上
  6. H-301 SQL Serverデータベースミラーリングを体験しよう

では、コメントを順に。

スペシャルセッション……LINQに関する赤間さんのスペシャルセッション。「LINQは単なる埋め込みSQLではない。新たなデータモデリング手法を追求する試みである。」というのが基調となるお話。私が最初にLINQの存在を知ったのは、2006年のthe Microsoft Conferenceだったと思います。その時はまさに、「単なる埋め込みSQL」だと思ってました。その後、どうもデータベース以外のデータにも適用できるらしいということを知ったので、今日の今日まで、「データアクセスに対する多態性(ポリモーフィズム)を実現したもの」だと思ってました。もう一段上があったんですね。率直に言って私には、データモデリングに関する知識が不足しています(情けない)。それも補いつつ、LINQのこれからに注目していきたいですね。ちなみに、「.NET Framework 3.5に伴ってリリースされるLINQでは、insert、update、deleteがサポートされない。」という事実も、このセッションで確認できました。

T3-312…….NET Framework 3.0で登場したWPF、WCF、WFなどの説明が中心だったんですが、Windows VistaやWindows Server 2008がLonghornと呼ばれていた頃から存在していたWPF、WCFに比べて、突然現れた感のあるWFについては、今ひとつなじみがなく、今まで、何者なのかがよく分かってませんでした(もちろん、ワークフローをつかさどるライブラリだということは分かりますが)。今回、WFを使ったプログラミングのデモンストレーションが見られて、少しイメージがつかめたような気がします。一つ一つのタスクは個別にコーディングして、それらの間の状態遷移は、WFのデザイナで編集するという感じでしょうか。

T3-303……Microsoft Developers Conference 2003で初めてXAMLを見たとき、「XAMLのGUIデザイナはまだありません。Orcasで搭載される予定。」という状況でした。デモで編集するときは、すべてテキストエディタによる手入力だったXAML。それを編集するツールとして姿を現したのが、Expressionシリーズですね。テキストエディタで編集されていた頃からそうなんですが、XAMLを、Visual Studioのプロジェクトにどのようにして統合するのか、今までは全くイメージがわいてきませんでした。このセッションで、「同じソリューションファイルを、Expression Blendでも、Visual Studioでも開ける。」ということを知り、やっと私の頭の中で、XAMLがアプリケーションと統合されました。あとは、Expression Blendの使い方講座だったんですが、デザインセンスのない私に使いこなせるかどうかは、かなり怪しいですねぇ。やっぱ、デザイナを呼べってとこでしょうか。

H-309……LINQのプログラミングを実際に体験できるHands-on lab。Visual Studio 2008のβ2を使って、LINQ初体験です。演習自体はテキストに沿って進むので、別に難しくはないですが、自分の手を動かすと、頭に入ってきますね。最初、テキストの前半を見てVBになってたんで、目の前が真っ暗になりましたが、後半がC#版でした。ところで、このセッションのテキストを見て気付いたんですが、the Microsoft Conference 2006の頃と比べ、VBのLINQ式の書式が変わってないですか? たしか去年の段階では、VBは「Select ... From ... Where ...」、C#は「from ... where ... select ...」だったはず(当時、LINQを単なる埋め込みSQLだと思っていた私は、C#の構文にちょっと不満だった)。結局VBも、C#のほうに寄ってきたんですね。あと、演習用のマシンがちょっと調子悪かったような気がする。テキストエディタの上にマウスカーソルを持っていくと、Iビームが現れないで、マウスカーソルが消える……。

T6-403……SQL Serverのパフォーマンスチューニング。SQL Serverに限らず、私は、パフォーマンスに興味を示さないほうなんで、正直なところ、このセッションにはあまり興味がなかったんですが、聞いてみると、分かりやすい話で、ちょっと興味も出てきました。次にDBを作るとき、ここで聞いた話を念頭に置きながら作ってみます。

H-301……SQL Server 2005のミラーリングを体験するHands-on lab。ミラーリングは、昨日も登場したTNさんの手伝いで、少しかじったことがあったんですが、消息筋(?)の手順で構築する流れを一通り経験できたのは、とても有益でした。

ついに明日は最終日。まだまだ終わってほしくないです……。

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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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