パスワードを忘れた? アカウント作成
26394 journal

schiavonaの日記: 高感度MRIの利用でがんを正確に把握 5

日記 by schiavona
高感度MRIを利用して、がん細胞の早期発見ができるかもしれない(BBCの記事:写真ありロイターの記事ecancermedicalscience)。がん細胞はまわりの細胞に比べてpHが低く、体内の平衡を保つシステムによって、その周辺では炭酸水素ナトリウムが二酸化炭素へ変化している。ケンブリッジ大学のKevin Brindle氏らのチームはマウスを使った実験において、その変化を高感度MRIで捉えることに成功した。これによって、がん細胞がどこにあるのか、がんに対する治療がどのくらいの効果となっているのかを正確に把握できるようになるだろうとしている。また、ロイターの取材に対して、2009年には臨床実験も行うようだ。色で判断できるようになれば、誤診もかなり減るのではなかろうか。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年05月31日 8時48分 (#1353421)
    NMRによる質的診断の意義はあるがpHだけなら虚血性変化でも生じる。
    撮影時間を短縮できないと胃腸や肺のような動く臓器の早期診断には達成すべき目標が大きい。
    全身のスクリーニングということでは、既存の装置でも可能なものとして、東海大などがDWIBS法 [teleradiology.jp]を提唱している。
    • by y_tambe (8218) on 2008年05月31日 9時24分 (#1353439) ホームページ 日記
      いや、これはニュースの書き方に問題があるだけです。論文要旨の結語を見れば一目瞭然。

      associated with alterations in tissue pH, such as cancer, ischaemia and inflammation.
      つまりがんだけでなく、虚血や炎症などの検出にも応用可能な方法として提案されてます。
      • by Anonymous Coward on 2008年05月31日 11時32分 (#1353497)
        いや、こういうのは特異度の方が問題になると思うですよ。
        現場からしたら「多分癌だろう。でも貧血か炎症かもしれない」ってのは非常に嫌らしい情報なわけで。
        貧血や炎症は引っかかってくれない方がありがたいです。

        それに、早期発見てどのレベルのものなんでしょう?
        他のCTやPETなんかに比べて有意に小さな癌を検出できるんでしょうか?

        あと最大の問題は、MRIってことはスクリーニング検査に使えなさそうっていうことです。
        例えば微小転移巣を発見するには有用かもしれませんが、早期がんの発見には意味をもちませんね。
        あまりにコストがかかりすぎます。
        となると、用途もかなり限られるわけで。
        • by lynnlynn (15967) on 2008年06月01日 6時25分 (#1353880)
          侵襲ないんだから何回か連続して検査することで特異度上げられそうな気がします。
          ずっとおんなじとこ光ってればbiopsyしてみればいいわけで。
          #そこいらじゅう光ってるんだろうけどなあ...実際どのぐらいで cut off するんだろう

          あるいはPET-CTの例を見ればわかるように、他の診断法と併用して特異度上げればいいと思いますよ。
          #どんだけでかいガントリやねんっちゅうか。

          あとは、一人の検査にどれぐらいの時間がかかるかとかでしょうね。
          一日20人以下しか検査できなくてペイしないとか。
  • 読んでないけど (スコア:2, 参考になる)

    by poundcake (11852) on 2008年05月31日 17時32分 (#1353634) 日記
    従来のMRIは水素原子が写っているのに対して、この「高感度MRI」では注射した炭素原子を見ているという点に触れていただきたいです。BBCでも化合物の説明だけなので、伝わりません。

    おかげで感度が20000倍、というところがこの仕事のミソで、応用はその先の話です。
typodupeerror

一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

読み込み中...