区間優勝は、ペタッキ

　野球中継の延長のため、ジロも75分遅れで開始。いかにロードレース人気が上昇しようとも、いかに野球人気が下降しようとも、やはり野球はメジャースポーツ。どちらが優先されるのか。言うまでもあるまい。しかしせっかく延長12回まで行ったんだから、ちゃんと勝敗をつけて欲しかった。＞広島＆オリックス

　平坦コースということもあって、レースはゆっくりスタート。前日が山岳ステージだったから、今日の前半は明らかに「お休みタイム」。こういう時は、見ている方も、完全に「まったりタイム」。

　といいながらも、最後のスプリントだけは、やっぱり盛り上がる。前半平坦ステージの「締め」ということで、スプリンター勢が激しいポジション取り合戦を展開。そして勝ったのはペタ吉。

　しかしペタ吉君も、いろいろと大変だったと思う。彼にとっての最大のパートナー、ベーロが出場できず、代役のオンガラートもリタイヤという状況で、トレイン形成もままならぬままのスプリント。しかし、アシスト全面依存でない自分の勝ちパターンを作り始めたペタ吉君は、やっぱりエラいと思う。

　余談だが、ゴール地点の「すべすべまんじゅうがに状態」はすごかった。普通、集団で落車する時は、一人がコケて、周りが巻き込まれているのが普通だけど、今回は、巻き込まれていない選手が次々にすっころんで行く様は、まさに異様だった。