AFPの ジュリア・ロバーツら起用の化粧品広告、「修正しすぎ」で禁止に(2011年07月29日)によると、 イギリスでファンデーション(化粧下地)の広告が、 写真の過度修正により掲載禁止になったとのこと。

女優のジュリア・ロバーツ（Julia Roberts）らを起用した仏化粧品大手ロレアル（L'Oreal）の広告が、「修正しすぎ」として英国で雑誌掲載が禁止された。英国広告基準局 （Advertising Standards Authority、ASA）が27日に発表した。

ASA (Wikipediaの項目)は、イギリス広告業界の自主規制組織であり、 スコットランド選出の自由民主党下院議員 Jo Swinsonの申し立てを受け、 「現状のままでの掲載を禁止する(The ad must not appear in its current form again)」 と裁定を出した。出てきたデータだけでは誇張したかどうか判断できないという理由のようである。

We acknowledged the pictures supplied from laboratory testing were evidence that the product was capable of improving skin’s appearance, but on the basis of the evidence we had received we could not conclude that the ad image accurately illustrated what effect the product could achieve, and that the image had not been exaggerated by digital post production techniques. We therefore concluded the ad was misleading.

とりあえず肌のツヤツヤの問題ということらしいのだけど、 背景まで説明している BBCの記事 Airbrushed make-up ads banned for 'misleading' (2011年07月27日)だと、 摂食障害の話も出てくる。体型補正の方も問題にしたかったんだろうか。