ちょっと前にどこかで読んだ話だけど、FRBが長期国債を引き受けるそうな。
これでアメリカは実体経済に通貨を直接注入する術を得たわけだ。

これは当然インフレ圧力になるんだけど、ここで同時に公定歩合を引き上げると、インフレはなし、高金利、通貨流通速度向上、という従来あり得なかった事が可能になる可能性がある。これは結果として実体経済の外から実体経済へ通貨を移動する事になる。

もちろん長期国債を発行して何をするかによっても効果は違ってくるが、偏らないようにするなら特定の公共事業なんかではなくベーシックインカムの財源にしてしまうというのもいいかも知れん。

...てか日本でもやれ！やらないと円高でえらい事になる。
# 今回ばかりは為替介入ではどうにもならん可能性がある。

と同時に、基軸通貨に必要なのはその通貨の強さじゃなくて安定性なので、日本でもこれをやって円を国外に撒き続けると円を基軸通貨にできる可能性がある。基軸通貨に経済的なメリットはあんまりないけど安全保障なメリットがあるから目標の一つくらいにしておいて損はない。