torlyの日記: そこはかとなく古代日本 1
日記 by
torly
- 庚寅の年籍と飛鳥浄御原令(+貧窮問答歌)の頃
- 農民「もらえるの!? 口分田、もらえるの!? ねぇ! 口分田! 口分田もらえる!?」
里長「あぁ、班田だよ」
農民「本当!? 大丈夫なの!? 豪族の小作じゃない!?」
里長「あぁ、飛鳥浄御原令だから6年に一度戸籍を作って与えるよ」
農民「そうかぁ! 僕農民だから! 農民だから法わかんないから!」
里長「そうだね。わからないね」
農民「うん! でも口分田なんだ! そうなんだぁ! じゃぁ稲作っていいんだよね!」
里長「そうだよ。耕作していいんだよ」
農民「よかったぁ! じゃぁ稲作ろうね! 稲作ろう!」
里長「うん、耕作しよう」
農民「あぁ! 人頭課税だから病人や老人には重税だね! ね、里長様!」
里長「うん。田植えしてていいよ」
農民「あぁー僕は貧しくて病気がちだから今年もろくに収穫できないよー! 気をつけようねぇー!」 - 大宝・養老律令とその後
- 農民「開墾するの!? ここ、開墾するの!? ねぇ! 開墾! 開墾するの!?」
郡司「あぁ、開墾したら自分の土地になるよ」
農民「本当!? 大丈夫なの!? 奪略されない!?」
郡司「あぁ、蝦夷征討してるから大丈夫だよ」
農民「そうかぁ! 僕農民だから! 農民だから政治わかんないから!」
郡司「そうだね。わからないね」
農民「うん! でも私有できるんだ! そうなんだぁ! じゃぁ開墾していいんだよね!」
郡司「そうだよ。開墾していいんだよ」
農民「よかったぁ! じゃぁ開墾しようね! 開墾しよう!」
郡司「うん、食糧増産しよう」
農民「あぁ! 今年は旱魃じゃないといいね! ね、お役人様!」
郡司「うん。東北警備してていいよ」
農民「あぁー今僕はせっかく田んぼを私有したのに防人にされるよー! 気をつけようねぇー!」
(京で大仏作らされているよーでも可)
時は流れて (スコア:0)
国民「もらえるの!? 年金、もらえるの!? ねぇ! 年金! 年金もらえる!?」
総理「あぁ、100年安心だよ」
国民「本当!? 大丈夫なの!? 使い切ってない!?」
総理「あぁ、年金時効特例法を可決したから、あとは財源探して与えるよ」
国民「そうかぁ! 僕国民だから! 国民だから法わかんないから!」
総理「そうだね。わからないね」
国民「うん! でも年金なんだ! そうなんだぁ! じゃぁ借金作っていいんだよね!」
総理「そうだよ。借金していいんだよ」
国民「よかったぁ! じゃぁ子を作ろうね! 子を作ろう!」
総理「うん、子作しよう」
国民「あぁ! 世代間扶助だから若者増えると軽くなるね! ね、総理様!」
総理「うん。田植えしてていいよ」
国民「あぁー僕は貧しくて病気がちだから今年もろくに収穫できないよー! 気をつけようねぇー!」
総理「自宅警備はやめようね」