Webページに埋め込まれたJavaScript等の実行をコントロールするFirefoxの人気アドオン「NoScript」が何やら困ったことになっている。

NoScriptは（頻々と行われる）アップデートの際に公式サイトを表示するのだが、このWebサイトに掲載される広告がAdblock Plusのブロック広告リスト「EasyList」に含まれるようになったため、ブロックされないようにAdblock Plusの機能の一部を無効にするコードを難読化して追加したというのだ。

当然ながら諸方面から非難が集中し、新しいバージョンではこのような振る舞いは削除されたのだが、今度はAdblock PlusのホワイトリストにNoScriptの公式サイトを勝手に追加するようになり、しかもNoScriptを削除してもこの追加部分は削除されないという。これも当然ながら非難が集中してすぐに削除することになった。

広告収入を得るのは悪いことじゃないけれど、マルウェアみたいなやり口で他のアドオンに干渉までするのは間違っていると思うのだが。このすったもんだのおかげでaddons.mozilla.orgにおいてNoScript(と同じ作者によるFlashgot)の評価が現在急降下している。

俺もNoScriptとFlashgotの利用は考え直すことにしよう……でもFlashgotは外部ダウンローダ使いには便利な上に、代替できるアドオンがないんだよね。

現在使っているFree Download Managerのプラグインはブラウザのクラッシュが頻発するからって無効にされちゃうし、他の外部ダウンローダとの統合を実現するアドオン/プラグインも無いワケじゃないんだけど、FDMと同等の機能を有する無料のダウンローダ(FLOSSなら尚可)を探すのも手間だしねぇ。