unsignedintの日記: なぜGoogleを使うのかComments 1
プライバシーがなんだ、という話があっても、個人的にはGoogleのサービスを使うのはGoogleって国と言語をきっちり分けて考えているから。
数多くのウェブ上で展開されているサービスはありますが、Googleはこの部分で非常に秀でているんですよね。
周りを見回してみると、例えば、マイクロソフトのウェブサービスを見ても、「国の選択」は常に「言語の選択」に追随しているわけです。Yahoo!なんてサービスどころか会社させ違いますしね。だから、アメリカに住んでいる人が、言語の選択を日本語にするとこういうサービスにおいては日本にいることを前提にしたコンテンツになってしまうので非常に使いにくい。これは日本に住んでいる外国人にも同じことが言えるのではないでしょうか。コンテンツだけならまだいいですが、住所の入力方法なんかもその国の使用になってしまう場合さえあるため、こうなると使い物にもなりません。
その点Googleでは米国在住だろうが、日本在住だろうが、フランス在住だろうが、地域を変えながらも自分で好きな言語を選択することができます。もちろんGoogle Newsなどでその言語でのコンテンツがあるかないかで在住している国に関係あるコンテンツがあるかの違いはあるにせよ、これは例えば日本語モードで英語コンテンツを表示することを防いでいるわけではないわけで、好きな言語のニュースをカスタマイズで追加できるようになっているわけです。オンラインサービスでもGmailだけを英語で、他を日本語で、といった使い方さえできる。
ソフトウェアとしては実はWindows VistaではUltimateやEnterpriseでないと言語パックが使用できない他、Officeなんかでは言語パックは別売りだし、XPなどはまず普通のユーザーは言語パックを手に入れることはできません。(ビジネスユーザーのみに提供されている)
言語の選択なんて最下位とはいかなくともVistaやOfficeであればProfessionalあたりから入れておくべきでしょう。基本的なアクセシビリティの問題ですから、Standardでも入っていてもいいぐらいですよ。OfficeなんかUltimate買っても言語パックがついてこないのはおかしいと思います。
そういう意味ではMac OS Xは優秀なんですね。ただWindows用のSafariはOS言語で決めうちしてますが。(iTunesは言語選択ができるのになぜ?)
ちょっと話がずれましたが、Googleのソフトはそのあたりも結構考えられています、Google EarthもPicasaもちゃんと言語設定ができます。
そろそろ国と言語をごちゃ混ぜにするのは辞めて欲しいです。携帯だっていつになったら国際対応されるのか。
コンテントネゴシエーションなのでは? (スコア:1)
あれは単純にブラウザのコンテントネゴシエーションに従っているように見えます。
留学生や研修生が多くいる関係で日本語ローカライズ版Windowsと
英語版Windowsを使っていますが、ブラウザの言語設定による
コンテントネゴシエーションによってどちらのWindowsでも各種言語で
ウェブサービスが使えているようです。
Google の場合、コンテントネゴシエーションによる見え方の違いの一部を
明示的な言語設定によりオーバーライドさせることでより柔軟に
なっているということではないでしょうか。
あと、OSの持っているロケールサポートと、アプリケーションの持っている
多言語関連の機能と、上記のようなウェブサービスが持っている
多言語対応の機能は分けて考えたほうが良いと思います。
屍体メモ [windy.cx]