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xapの日記: ファンタゼロの秘密 13

日記 by xap

「あのね、ファンタゼロって少しおいておくと、炭酸が抜けて水みたいになっちゃうんだよ!」
日曜日。息子と娘と一緒にコンビニに行ったとき、とっておきの秘密を話すような口調で息子が言った。
ふーん。まあ、そうかもね。
コーラだって、サイダーだって、そうかもね。

家で夕飯を食べていると、テレビでファンタゼロのCMが流れる。
「あのね、ファンタゼロって少しおいておくと、炭酸が抜けて水みたいになっちゃうんだよ!」
またまた、息子がとっておきのトリビアを話す口調。
まあ、そうだな。
「コーラとか、サイダーも炭酸が抜けちゃうとシュワシュワしなくなっちゃうよ。」
なんて返事をすると、
「うん。だから早く飲まないとダメなんだよ。水みたいになっちゃうから!」
まあ、そうだな。

夜。子供たちが寝た頃、妻がとっておきの秘密を話すような口調で言った。
「昨日ね、子供たちにファンタゼロ買ってあげたの。」
「ふーん、それでファンタゼロに過剰反応してるのかー」
「それなんだけどね、途中半分くらい残して、息子トイレに行ったのね」
「うん」
「そしたら、自分の分飲み終わっちゃった、娘が息子のファンタ一気に飲んじゃってー」
「えーー」
「こりゃ、波乱がおきるわと思ったら、娘、ファンタに水いれて何事もなかった顔してんの」
「・・・・」
「息子さ、トイレから戻ってきてファンタ飲んだらさ、『水みたいになってるー』って」
「そうなるわな」
「ホントの事教えてもさ、面倒くさい事になるだけだからー、」
「うん」
「ファンタって、ほっておくと炭酸抜けて水みたいになっちゃうんだよって教えたの。」
「おまえらか!犯人は!」

次の日、息子がまたファンタの話をしたので、そっと娘を見ると、5歳児とは思えないイタチ目でニヤニヤしていた。

娘、なんて恐ろしい子。

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人生unstable -- あるハッカー

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