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政治

yasuokaの日記: Re: 武雄市図書館・歴史資料館と武雄鍋島文庫 2

日記 by yasuoka
昨日の「武雄市図書館・歴史資料館と武雄鍋島文庫」に対して、「武雄市長物語」のこのページをしっかり読むように、との御教示を賜った。どうやら

あとね、武雄市図書館に併設の歴史資料館がどうなるかというご心配も一部いただいていますが、これは鍋島家古文書、蘭学資料等、一級の貴重な資料がありますから、勿論残します。

のことらしいが、これは平成24年5月6日時点の武雄市長個人の意見だ。少なくとも、その後の武雄市議会の態度は、これとは異なっているように見える。たとえば、平成24年6月27日改正の「武雄市図書館・歴史資料館設置条例」第14~15条は、以下のようになっている。

第14条 図書館・歴史資料館の管理は、法人その他の団体であって市長が指定するもの(以下「指定管理者」という。)にこれを行わせることができる。

第15条 指定管理者に行わせる業務の範囲は、次に掲げるとおりとする。
(1) 図書館・歴史資料館の利用に関すること。ただし、歴史資料に関するものを除く。
(2) 図書館・歴史資料館の維持管理に関すること。
(3) 前2号に掲げるもののほか、図書館・歴史資料館の管理運営に関して市長が必要と認める業務

読めばわかるが、武雄市図書館・歴史資料館の両方(というか全体)の管理が、指定管理者にまかされて、そこから「歴史資料」が放り出されているわけだ。この条例改正を、武雄市議会は平成24年6月15日すなわち↑の「武雄市長物語」のページより後に審議して、可決している。さらに、武雄市議会は平成24年7月18日、この条例の下での指定管理者を、カルチュア・コンビニエンス・クラブとしたわけだ。つまり、少なくとも武雄市議会は、歴史資料館の管理もカルチュア・コンビニエンス・クラブにまかせたわけで、そこから「歴史資料」が放り出されてしまっているに過ぎない。

じゃあ、放り出された「歴史資料」はどうなるのか。私(安岡孝一)の記憶が確かなら、以前、武雄鍋島文庫は、武雄市文化会館ホールだったか、その隣の建物だったかにあったように思う。閲覧許可がかなり面倒で、そう簡単には見せてくれなかった。それがエポカル武雄に移ってきて、閲覧許可は必要なものの、あくまで研究目的ならば、まあ普通の貴重書なみには閲覧できるようになった、というのが、私個人のいつわらざる感想だ。

今回、放り出される「歴史資料」の中に武雄鍋島文庫が含まれているとすると、それは、また従前の武雄市文化会館ホールに戻るのか。それとも、どこか別の場所に行ってしまうのか。昨日も書いたことだが、武雄鍋島文庫が閲覧禁止にされて、そのまま死蔵されてしまうのは、ものすごく困る。どうせ放り出すのなら、他機関に移管なり寄託なりしてほしいのだが、さて、武雄市議会はどうするつもりなのだろう。

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