yasuokaの日記: Re: 武雄市新図書館 蘭学館“閉鎖”へ 映画・音楽レンタル店に 2
日記 by
yasuoka
昨日付の佐賀新聞(第44288号)のこの記事(p.24)を読んでほしい、とあちこちから連絡をいただいた。
武雄市の樋渡啓祐市長は11日、来春からの市図書館民間委託に伴い、図書館にある歴史資料館内の「蘭学館」をCDやDVDの有料レンタルショップのスペースに提供する考えを明らかにした。これまで蘭学館は残す方向だったが、市民の声などを理由に方針を変えた。蘭学館の史料は隣接する企画展示室とメディアホールで展示し、再整備も検討するとしている。
いや、別に「方針を変えた」わけじゃなくて、元々の方針に戻っただけでしょ。私(安岡孝一)は、遅くとも8月30日の日記で「少なくとも武雄市議会は、歴史資料館の管理もカルチュア・コンビニエンス・クラブにまかせたわけで、そこから「歴史資料」が放り出されてしまっているに過ぎない」って書いたつもりだし。まあ、これで、エポカル武雄の中には、武雄鍋島文庫を閲覧できるようなスペースはなくなってしまうわけだ。もはや、宝の持ち腐れなんだから、武雄鍋島文庫を他機関に移管するしかないと思う。
市長の反応 (スコア:2)
佐賀新聞に対する市長の反論が、さらに記事 [saga-s.co.jp]になってますね。
市長は議会後「史料は新図書館オープンとともに館内の別の場所で展示するので閉鎖ではない」とし、「記事に問題はないが、見出しは記事内容と落差がありすぎる。非を認めない限り、納得できない」と話した。
(中略)
記事の見出しは「蘭学館“閉鎖”へ 映画・音楽レンタル店に」だった。蘭学史料展示のために設けられた専用常設館での展示が終わることを伝える意味で、記事に明記したように、蘭学資料そのものの展示がなくなるという意味はなかった。
Re:市長の反応 (スコア:3)
この記事、武雄鍋島文庫のような史資料を「展示」とか言ってる時点で、「閲覧」させる気がないのはミエミエなんですけど。まあ、武雄市長にとっては、その程度のもんなんですよ。