yosshyの日記: LXDE
KNOPPIX 6.0 で、デスクトップ環境が KDE から LXDE に変わったらしい。
LXDE (Lightweight X11 Desktop Environment) は以前にも記事を読んだことがあったので名前は知っていたが、発展途上の様子だったので試さなかった。しかし、KNOPPIX が乗り換えるぐらいであれば、それなりな完成度に達したのだろう。
早速、自分の環境で試してみる。
- 本体:Let's note CF-W2
CPU:Intel Pentium M 900MHz
RAM:256MB - OS:Ubuntu 8.10
これまで XFCE を常用していたのだが、2003 年当時のマシンでは少々スペック不足を感じていた。特にメモリが足らず、Firefox を使っていると重さを感じる。もちろん GNOME は更に重い。
早速 LXDE をインストールする。
apt-get install lxde
インストール後、自動起動の調整が要るらしい。
sudo perl -i -pe 's#OnlyShowIn=GNOME;XFCE;#NotShowIn=KDE;#g' /etc/xdg/autostart/*
一旦ログアウトし、ログイン画面でセッションに LXDE を選択する。
ログイン…早い!サクッとデスクトップが起動する。
メニューもパネルもキビキビと反応する。メニューをクリックするとアプリケーションが素早く起動する。
何だか懐かしい。
FVWM 全盛期ぐらいまで、X11 の環境は Windows に比べて「軽かった」。古い PC に Linux を乗せて、FVWM で動かせば Windows より快適だった。リサイクルウェアとしての Linux がそこにあった。
それがどうだろう。GNOME が標準デスクトップ環境になり、Linux は重くなった。メニューはのろのろと表示され、メモリは圧迫されてアプリケーションの起動は遅くなった。最早 Linux はリサイクルウェアではなくなり、Windows XP マシンはそのまま使った方が快適になった。XFCE でもまだ XP の方が反応良いように感じていた。
でも、LXDE は違う。FVWM の頃を彷彿とさせる快適さがある。
もちろん設定ファイルを手で変更するような旧世界の遺物でもない。デスクトップ環境としても一通り機能が揃っているように思える。NetworkManager も SCIM もちゃんとパネルに組み込まれる。また Midori との組み合わせは抜群だ。快適な事この上ない。
気に入った。これからは LXDE を使おう。
LXDE More ログイン