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ここ数年、湯たんぽが見直されていて、店頭でも様々なものを目にすることができるのだが、我が家にはない。
そのかわりヨタンポと名付けたものを使っている。キクチヨの夜間の別名だ。
こいつがなかなか優れていて、時間が経っても冷たくならない(冷たくなったら大変だ)。
膝や脇に挟んでいると、寒い冬も暖かく寝られる。
残念ながら弱点もあって「さあ寝よう」と思って冷えた布団に連れ込もうとすると、逃げ出してしまう。気持ちはよくわかる。でも逃げ出したところで室温もかなり低いので、そのうち「布団に入れろ」と顔を殴りにくる。犬パンチ。納得いかない。
その時にはまだ布団の中は冷えているので、キクチヨはやはり落ち着かない。首の辺りまでやってくると、俺の頭を押さえつけて、顔を舐めはじめる。なんというかかなり必死な舐め方だ。
犬の口は雑菌が多いという話なので、追い払ったこともあるが、どうやら奥さんの話では夜中に舐めていることがあるそうなので、ここで追い払っても実はあまり意味はないのかも。しかも俺は一度寝ると並大抵のことでは目覚めない。
とりあえず、俺が起きている間は口をなめられることだけは避けているが、夜中はどうなっていることやら。
さて、舐めると布団が暖まると思っているのだろう、愛いやつめ、なんて思っていたのだが、俺が入浴してすぐに寝たときには、キクチヨはほとんど舐めずにヨタンポになることに気づいた。
ん?暖まるのを待っているのではないのか?
洗顔後に舐めなくなるということは、俺の顔は味がしている、ということだ。なんてこった。
キクチヨは散歩から帰った時に足の汚れを念入りに拭われている腹いせに、お肌の手入れなしで就寝してしまう俺の顔を舐めまくっているのだ。
さて、放置しているとどこを良く舐めるのだろう?追い払うこともなく(口を除く)観察してみた。
予想では鼻とデコをよく舐めるだろうと思っていたのだが、むしろ逆で、このあたりはほとんど舐めない。一番よく舐めるのは耳の後ろで、これは少し納得した。Jungle Smileも臭うって歌ってたよな。
顔面では、というと、上まぶたの横の鼻に接するくぼみ部分(名前わからん)をよく舐める。ここって何か匂い腺あるんだっけ?とか思ってたら、まぶたをかまれた。いてえ。
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