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ソフトウェア

一太郎2024, ATOK Tech Ver.34 発売間近、ATOKは32bit版を終息に

タレコミ by fukapon
fukapon 曰く、
旧聞となるが、ジャストシステムは2023年12月1日、一太郎2024ATOK Tech Ver.34を発表した。発売日はスラド終了後から間もない2024年2月9日である。

師走の風物詩とも言えるバージョンアップの発表だったが、一太郎のアップデートは小幅にとどまった。新機能はWindows 11の音声認識機能への対応のみ。機能強化も少なく、文書スタイルのプレビューをリアルタイムで確認できるようになったことが最大の機能強化点である。編集画面表示に反映されるのではなく専用のプレビュー表示に反映される形で古めかしい実装だが、デザインテンプレートの適用を柱に据えるWordに対し、一太郎は設定項目を一つ一つ調整することを柱にしているようである。

ATOKは大きな機能追加がないものの、しっかりとアップデートしてきたという印象。完全64bit化がなされ、32bit版Windowsはサポート外となった。Tech Ver.33で導入されたATOKパーソナライズドコアは機能強化を受け、入力支援に対してもパーソナライズがなされるパーソナライズドコレクト機能が追加されている。新機能としてはCtrl-Cで登録、@入力で呼び出せる定型文登録機能ATOK@ブンコレが加わった。Generative AIの隆盛を受けてそんな作業はAIにやらせておけという流れがある中でも、実際の職場では同じような文面をコピペする仕事が少なくないと思われ、地に足のついた機能強化だろう。

昨年名称変更がなされ事実上バージョンアップの途切れた花子は、今年ついに何の変更もなく花子Personalのまま、スイートパッケージである一太郎2024プラチナに含まれる。PDFやSVGへの対応もなされていない状況で、ベクターグラフィックスを扱うアプリケーションとしての改善余地は大きいように思われるが、透過編集機能用のアドオン的な扱いになっているのだろうか。ジャストシステムはもはや花子を単体ソフトとしては扱っておらず、かつての花子の製品紹介ページへのアクセスを一太郎の製品紹介ページにリダイレクトしているほどである。

販売面では昨年から変更なく、一太郎は永続ライセンス、ATOKはサブスクリプションである。ATOKについてはライセンス製品(J-License)として永続ライセンス版のATOK Pro 5/Medical 3もあるが、Tech Ver.32にとどまっており、最新機能の使用にはサブスクリプション(Passport)が必須である。

タレコミ子は一太郎2024 ATOK Passport ユーザー優待版を予約注文した。いい加減ダウンロード版に移行したいのだが、予約注文できるのはボックス版だけなので今年もボックス版である。

なお、このタレコミは発表直後に用意するもタレコミ機能が停止していた。では発売日にでも思ったらその頃にはスラドが存在しない。よって中途半端ながらこのタイミングでのタレコミとした。

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