D-FAX登録料金徴収へ
タレコミ by paku
paku 曰く、
YOZANスカイキャストコミュニケーションズは、FAXを電子メールで画像として届けてくれる発信者課金のサービス「D-FAX」の新規登録の有料化等を発表した。
/.Jerにも利用者が少なくないと思われるこのD-FAXだが、従来(基本的に)無料で自分専用の電話番号の発給を受けられていたが、リリースによると、無料での受付は2007年2月26日12:00までで終了するとのこと。一部のサービス内容もあわせて変更し、2007年3月1日12:00(予定)から受け付けを再開する模様。なお、この中止期間中のサービス停止の告知は見つけられていないので通常利用はできるとおもわれるが、登録情報の確認・変更・解約手続きはできないと明記されている。
初期登録手数料のほかにサービス内容の変更としていくつかの事柄が挙がっているが、中でも目を引くのは、従来オプションサービスであった、FAXの着信をポケットベルで通知するいわゆる「着信通知サービス」。改訂後の新規登録分からは基本機能になり、それにあわせて新規登録時に専用の受信機が提供される。
しかし、YOZANの無線個別呼び出しサービスであるマジックメールは、広域エリアであってもその受信可能地域は東京都と神奈川埼玉千葉の一部というサービスエリアであり、それ以外の全国各地のユーザーによっては送ってこられても限りなく無用なものと言えそうだ。
さらに、提供される受信機として掲載されているものの仕様を見ると、ビープ音での通知、メモリー機能なしという代物。これではサービスエリア内であっても、どれだけ利用価値があるのか疑問である。
また、あえてマジックメールを強制させるYOZANの狙いが見えてこない。
色々邪推してみたところで、不良在庫になっている受信機の整理なのか、020の電話番号を継続使用する(マジックメールのゼロプラン---ドコモクックキャストの02DOに相当するサービス---の新規受付は終了している)実績作りなのか、020を課金サービスに流用していることの言い訳なのか、無線個別呼び出しサービスに割り当てられている周波数を保持するため(ドコモのクイックキャストのサービス終了が今年3月に迫っている)の使用実績を作りなのか。
単純な収入源とはいささか考えづらい。
いずれにせよ、利用する予定があるのであれば、今のうちに電話番号を確保しておくのが良いと思われる。また、新制度では有料で自動解除阻止のサービスも提供されるが、それを利用しない場合は長期未利用削除制度に引っかからないようにすることも肝心であろう。
詳細は以下のとおり
●スケジュール
●登録手数料
- 現行サービスの新規登録受付停止
- 2007.02.26 12:00-
- 新サービス新規受付開始(予定)
- 2007.03.01 12:00~
- 登録情報の確認・変更および解約手続きができない期間(予定)
- 2007.02.26 12:00 ~ 2007.03.01 12:00
●登録有料以降、新規登録者に無料で提供されるサービス
- 新規登録手数料
- 1回線毎に、2500円+税(税込2625)
- 再登録手数料(解約後に同一番号で再登録する場合)
- 2007.02.26以前に登録していた場合
- 2000円+税
(初回のみ適用され、2回目からは↓が適用される)- 2007.03.01以降に新規登録していた場合
- 1000円+税
●有料オプションサービス
- 着信通知サービス
- YOZANのポケベルサービス用受信機が提供される
- 受信履歴表示
- 過去30日分の受信履歴を確認できる(従来ユーザーも利用可能)
- セキュアメール送信対応
- セキュアIDを取得しD-FAXへ届け出ることでセキュアメールでの受け取りが可能
- 長期未利用時自動解約阻止機能
未利用期間が続くと自動的に解約になる規定を適応除外にするサービス- 1000円+税(年間 更新制度あり)
- ファイル閲覧機能
7日前までの画像ファイルを確認することができる- 1000円+税(登録期間内最大1年間 更新制度あり)