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BSD

3D環境berylも使えるxorg 7.2がFreeBSDのportsツリーに登場

タレコミ by typer
typer 曰く、
announce@FreeBSD.orgに流れたメール、HEADS UP: xorg 7.2 update in progressでご存知の方も多いだろうが、FreeBSDのportsツリーにxorg 7.2がマージされた。

後藤大地さんのレポートでも若干触れられているが、最大の注意点は、インストール先がこれまでの /usr/X11R6 に代わり /usr/local へ移る事だ。gnomeなどのportsはすでに移動しているが、今後はすべて /usr/local に統一され、このxorgのアップグレードにより /usr/X11R6 は /usr/local のシンボリックリンクとなる。そのほか、いくつかの注意点や作業があるので、移行時は /usr/ports/UPDATING を読みましょう。さもなくば/.が読めなくなりますよ。 (つづく...)

さて、アップグレードの前の心構えとしてUPDATINGの作業と注意点を抜き出してみます。間違いや不足がありましたらコメントでご指摘ください。
  1. まずは問題発生時、開発陣に十分な情報を渡せるようにscript(1)セッション上で作業する
  2. アップグレードはports-mgmt/portupgrade-develの使用が推奨されている?
  3. 実際にxorgをアップグレードするにはXORG_UPGRADE環境変数をセットする必要がある
  4. gstreamer関係のportsが入っている場合、それはあとでアップグレードする
  5. xorg-manpagesはいらなくなったので、アップグレード後、消す
  6. /usr/X11R6 の内容を /usr/local へマージするスクリプトはあるがバックアップやマウントポイント等に関する注意がUPDATINGにある
  7. script(1)使った場合は忘れずexit


なお、今後2週間ほどはportsツリーがフリーズされ、問題点の洗い出しと対策に集中するそうです。慎重を期する方はfreebsd-ports@FreeBSD.org と freebsd-x11@FreeBSD.org に注意しつつ、安定した頃にアップグレードした方がよいでしょう。また、xorg 7.2のマージ直前のportsツリーには PRE_XORG_7 CVSタグが打たれています。まだ心の準備の整わない方は御利用ください。

さらに、先のレポートで触れられていますが、今回のアップグレードに併せてぐりぐり動く3Dデスクトップとしてここでも話題になったCompizから派生したBeryl(後藤大地さんのレビュー記事)が使えるようになります。portsも出来ていますので、ハイパワーなマシン性能を満喫したい方は x11-wm/beryl をどうぞ。

それでは新しいXバージョンをお楽しみください!
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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