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TarZの日記: フラッシュメモリ + 誤り訂正 + パズル

日記 by TarZ

NANDフラッシュメモリの信頼性を保つ技術

読み出さないのにメモリセルが劣化する

 これは知らなかった。微細化と多値化で誤り訂正は当然強化していかないといけないのだろうとは素人なりに思っていたけど、ここまで事態が厳しい状況になっているとは。

 MRAMなど、次世代不揮発性メモリと期待されている記憶素子の研究開発状況はどうなっているんだろう。

… … … …

 誤り訂正と言えば、今月の日経サイエンスのパズル問題が、嘘つきの検査官に偽造通貨を検査させる問題だった。

日経サイエンス 10月号 パズルの国のアリス ◆偽造金貨と信用できない計測結果

 IT屋としては誤り訂正の問題だというのはすぐにわかるのだが、ちょっと変化球。

 放射能を持つ硬貨を探すほうは、「ある硬貨のグループがガイガーカウンタに反応するかどうか(0/1)」とみれば普通の誤り訂正になるので、これはまあ普通に解ける。(元の情報量が4ビット、1ビットまでの誤り訂正能力を求めるなら、7ビット必要)

 最初の電子天秤を使う問題のほうがヒネってある。電子天秤は、量ったグループのどちらが軽いか(<,>)、それとも同じか(=)の結果が出る。「これって3値論理(?)の誤り訂正なの?」と悩みかけたが、元ネタの(誤り訂正のない)問題では硬貨は9枚が設定されているはずなのに、なんで嘘つき検査官問題では8枚なんだろう、と考えたらとりあえず解けた。

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