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kamesanの日記: 留学生同士の微妙な話題 2

日記 by kamesan

留学生同士の間では、みんなそれなりに相手国のことに興味を持ったりする。しかしやっぱり戦争の話題なんてのはやりにくい。できれば避けたい話題である。そもそもいろいろな民族が同居しているアメリカでは、政治や宗教の話題はある程度親しくなった間柄でないと話しにくい。ましてや、自分の目の前にいる相手が戦争の当事者だった国から来た人々であればなおさらである。

で、先日に中国人男女と話をしていて、日本の古い文化の話から、映画の「ラスト・サムライ」の話になり、そこからイーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」の話になってしまった。内心は「あちゃー」である。この2人がかつての日本の戦争についてどう思っている中国人なのか、ちょっとどきどき。

女の子の方はあまり詳しくないようで、「硫黄島の戦いはパールハーバーの前?後?」なんて聞いてくる。それに対して男の方が「パールハーバーが日本とアメリカの戦争の始まりだよ」と教えてあげている。男の方は知識があるらしい。ところがそのままパールハーバーの話題になって、彼曰く「日本は攻撃に成功したけれど、アメリカの航空母艦は運良く出かけていて助かった」「日本の司令官はミスを犯した。2回攻撃して引き返してしまったけれど、そのおかげで基地自体は無事だった。3回目の攻撃をすべきだったんだ」お前どこの軍オタだよ(苦笑)

なんでそんなに詳しいのか聞いてみたら、ゲームが大好きで日本のゲームもよくやってるとか。アニメも漫画も好きで、日本についての知識を相当持っているようだ。日本の歴史についても、それが近現代史であっても屈託なく語る。多分彼の日本史知識は並の日本人以上だ。すげぇなオタクパワー。日本の戦術について「楽しく」蘊蓄語る中国人なんて始めて見たよ。

ちなみに女の子の方はあんまり漫画とか読まないそうで、どちらかというと呆然と、男の語る蘊蓄を聞いていた。でも最後になってぼそりと「あ、でも、Detective Conan(名探偵コナン)は好き」
ショタ中国人とも初遭遇。

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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