MMD杯がらみでそれどころではなくなってしまう前に、バンブラの話。

参考：3DS新作でバンブラ開発中とな！？ 、3DSでバンブラの新作でるまでは3DSは買わない、という話

　昨夜のNintendo Directで、3DS版バンブラの情報がちょっとだけ出てました。その内容は

現在約9000曲投稿されている投稿作品を3DS版向けにコンバートしている。ただし、作業は手作業で行っているので全部をコンバートするのは無理だが、できるだけ多くの作品をそろえるために鋭意作業中。

というものでした。

　さて、ではどうして「手作業でのコンバート」が必要になったのかを考察してみる。

一つ考えられるのが、音色の変更。
バンブラDXにはパーカッションも合わせて56種類の音色が用意されており、さらにそれらの音色にエフェクトをかけることができる。エフェクトをかけることによって、疑似的に別の楽器の音を再現するといったテクニックも使われているので、音色が増えればこれらのパラメータを考慮して適切な音色の指定が必要になるだろう。基本的にこれは人間が耳で判断するしかない。

それから、もう一つが倍・半テンポ部分の修正。
バンブラDXでは、楽曲は最大128小節までしか使えず、テンポの速い曲はフルコーラス収めることが難しい。このため、小節数を削減するために8分音符までしか使わない部分はテンポを半分にして小節数を削減するというテクニックがかなりの数の投稿曲で使われている。また、従来は16分音符より短い音符が入力できなかったため、32分音符が必要な個所だけテンポを倍にするといったことも行われている。
最大小節数の増加や32分音符の追加などが行われていれば、これらのテンポ変更は不要になる。別にテンポ変更の箇所をそのまま残しておいても再生される音は同じなのだが、ラジオモードの一部アレンジで不具合が生じる原因となっているし、演奏モードやカラオケモードでプレイ難易度を上げるなどのゲーム的に望ましくないデメリットもある。このため、不要なのであればテンポ変更は行わない方が望ましい。

あとは、歌詞に使える文字の変更だろうか。
バンブラDXではカラオケモードの歌詞には漢字が使えない。歌詞に漢字が使用可能になるのであれば、原曲の歌詞に合わせてそれらも変更する必要が出てくる。3DSはDSよりも解像度が高いので、従来表示できなかった漢字が使えるようになるというのは可能性としては大いにありうる。もちろん、これは手作業での変換が必要な作業になるだろう。