株式会社6次元アニメーションなる会社が8/1づけて発足したという話を知りました。
どこで知ったのかというと、8/15の「MMDアニメーションをみんなでつくろう」というというニコニコ生放送の番組。MMD界隈ではおなじみのポンポコP、ビームマンPたちが番組の最後で告知をするというので、てっきりミクミクメイクミクかMMD杯本戦開始の話かと思ったら、MMDerが商業分野で仕事をするための会社を立ち上げましたという内容でちょっとびっくりしました。
会社情報を見ると、会社役員はどうやらメディアやらコンテンツビジネスの経験者がついているようなんですが、ディレクターはのきなみ有名MMDerという状況なので、偉い人と話をつける以外の実務的な部分はだいたいMMDerで固められていると思ってよさそうです。

ここ1～2年ほどの間に、ニコ動でMMD作品を発表していたクリエイターが商業映像作品にもかかわるというケースが目立つようになってきています。
記憶している限りでは「ｇｄｇｄ妖精ｓ」のニコ生イベントでポンポコPがスタッフに加わっていたという話が一番古いかな。これがおそらく2011年末くらい。
その後のニコ動で活躍してる有名MMDerが映像スタッフとしてかかわっている商業事例を挙げていくとだいたいこんな感じ。

2012/06
　GUMI誕生祭2012

2012/08
　アニメロサマーライブ2012
　HATSUNE Appearance 八景島シーパラダイス

2013/02
　直球表題ロボットアニメ

2013/04
　専門学校HALのCM

2013/05
　piron式杏梨ルネ発表

2013/08
　HATSUNE Appearance 夏祭初音鑑
　ひかりTVのミクミクメイクミク

把握してるだけでこれだけあります。水面下で進行中のプロジェクトもあるでしょうし、知らないだけで他にあるかも。いずれにせよ、商業作品に対してのMMDerの人脈がここ1年くらいででき始めていたというのは間違いないと思います。
つまり、MMDというコミュニティの中でマネタイズに関わる話ができる下地がすでにあったわけですね。株式会社6次元アニメーションという組織自体のベースはすでに出来上がっているんだと思います。

VOCALOID作品でも自費出版詐欺みたいな営業かけてくるなんて話がありましたし、pixivでもイラストレーターを安く買いたたこうというSPAMまがいのメッセージがあると聞きます。
そういう悪質な業者をブロックして、MMDからプロクリエイターの道を作ってくれる組織になってくれると、いちMMD作品のファンとしてもうれしいですね。