akiraaniの日記: ここらでログホラのアニメについて語ってみる 5
10月の初めに「ログホラのアニメの「感想」が面白い」という日記を書いた。
上の日記ではこんなことを書いていた。
初見の人にその違いがはっきりと判るのはおそらく第三話あたりだろう。そうなったころに感想コメントがどう変化するのか、今から楽しみだ。
この日記を書いた時点では、アニメでは第三話あたりに円卓会議の話題が出るんじゃないかと思っていたので、違いが判るのは第三話あたりと書いたわけだけど、結局円卓会議が招集されたのは先々週の第九話。予想よりだいぶ時間がかかりましたが、さすがにここまでくれば、初見の人にも舞台設定だけが似ている他の作品とは明らかに違う性質の物語であることはわかってきたんじゃないかと思います。
実際に感想はどう変化したかというと、さすがに露骨なアンチは完全に絶滅したみたいですな。少なくともTwitterの反応を見ると、第一話の頃にいた高二病患者的なコメントはまったく見かけられません。
感想なんかを追いかけていく限り、第四話の戦闘での描写あたりを最後にアンチ的な感想はほぼ見かけなくなりました。作品への印象そのものが変わったのか、それとも単純に見なくなったのかはわかりませんが。
案外、最初の頃は2chとかでSAOのパクリだろうとか騒いでいた人も、今頃SAOより面白い、みたいなコメントを臆面もなく垂れ流しているんじゃないかという気がします。
真の意味でログホラらしさが発揮されるのはこれからです。なので、アニメではここまでの展開はある程度ストーリーを圧縮して進めるのではないかと思ってました。具体的には、アニメでは第五話だったアキバへの帰還が第二話のラストあたりに来るんじゃないかと思ってたわけです。
ところがふたを開けてみれば、円卓会議に関わるクレセントムーン作戦が開始されるのが第七話、しかも、第六話の終了時点で世界設定の重要な部分をおさらいする特番総集編を別枠で放送と、予想していたよりもはるかに丁寧に時間をかけて作品内世界とストーリーが描写されています。
ここから先、シロエの必殺技ともいえる全力管制戦闘の概念が説明され、あの腹黒メガネがなぜ皆から一目置かれているのかが分かるようになります。そして、シロエ本人は戦闘に関しては最前線には出なくなります。ようするに戦いの舞台が明確に次のステージに移動するわけですが、ここに至るまでのアニメの丁寧な描写はこの新しいステージでのこれまでとは異質な戦いに視聴者が面食らわないための準備だったのではないかと思います。
電脳コイルの時にも思いましたが、こういう丁寧な作品作りはNHKならではですね。ログホライズンという作品の魅力を引き出すにはこういった丁寧な描写が不可欠で、NHKでアニメ化されてよかったなぁとしみじみ思います。
初回から視聴率至上主義にならざるを得ない民放ではこういうやり方はまず無理でしょう。民放で放送していたまおゆうのアニメもNHKで作り直してほしいくらいです。
それでも小説の方が細かく書かれている(小5の息子談) (スコア:2)
らしいので,あれでギリギリだったんじゃないですかね。
NPC=大地人=生きている人,の実感と考察は避けて通れません。
異質な存在=冒険者が異世界で暴走したらそれこそ大災害な訳で。
そこまでの認識ができる「アキバに帰るまで」は大きく端折ることはできませんしね。
にしても,原作挿絵や漫画に比べ,
アニメのシロエ,周囲のキャラから浮きすぎw
目つきの悪さ強調されすぎや。まあ,あのほうがらしいっちゃらしいけど。
アニメ見て原作 (スコア:2)
特番総集編をみて、これはと思って原作も読んでみました。
これまでのゲームの中に入り込んでしまう作品とは趣が違て面白いですね。
アニメのほうも初めから見なければ。
NHKなら最後まで丁寧に仕上げてくれると期待してます。
ところで、原作7巻のRaid描写があまりにもリアルで、元Raidジャンキーとしては共感せざるを得ないです。
作者もほぼ間違いなくWoWで(もしかしたらEQでも)相当にRaidやりこんでる。
あれはWebでMMOについて読んだとか、動画を見たってレベルで書ける内容ではないと思う。
Re: (スコア:0)
EQだ、とか言ってた気がする
Re: (スコア:0)
ままれってぃはかつてEQ2のレイド攻略指南ページとか作ってたそうで
シロエの立ち位置に近いものがあったのでしょうね。(まぁ、さすがに全力管制戦闘は無いでしょうけどw)
WoWからもネタは引っ張っているので、リアルなMMO感が出ているのかと
Re:アニメ見て原作 (スコア:2)
確かにクラス構成とかは、そのまんまEQですね。
シロエはEnc。EncはEQで人気職だったところが違いますが。
Raidの描写はEQ,EQ2よりもずっとWoW寄りだと思いますが、WoWはやってないのかな?
WoWのトップRaidギルドだと、全力管制戦闘と同じことをやってるわけで、それ知ってたら小説の表現も変わるだろうから、やっていないのかな。