akiraaniの日記: モーションキャプチャーでチャットするという未来
先日、知人とだべっているときに思い付いたのだけど、XBOX oneについているkinect2の新しい使い方として、モーションデータをリアルタイムにやり取りするボイスチャットが面白いのではないか、という発想に至った。
ニコニコ超会議でXbox oneのKinect2のデモを見た限り、表情のようなものをある程度認識することができるらしい。(参考)
キャプチャしているパーツの詳細などはデモでは明らかにされなかったので詳細はわからないが、一部の顔のパーツのトラッキングができるようになっている可能性が高い。
さらに、上半身だけ、手の形がトラッキングできるので、全て組み合わせてやれば、アバターとして架空の3Dモデルを使いながら、リアルタイムに表情やらしぐさをデータとしてやり取りすることができることになる。
ちなみに、表情のトラッキングについてはWebカメラで実装している例もある(参考:WebカメラとPCがあれば初音ミクになれる?)
いわゆるビデオチャットの場合、送信しなければならないデータは映像データであり、まともに表情が読み取れるだけの解像度/フレームレートを出すためには多くの帯域を必要とする。が、モーションデータだけであれば、送らなければならないデータ量は格段に減る。
さらに、カメラをセットするとなると部屋の背景や身だしなみなどを気遣う必要があるが、送られるのがモーションデータだけであればすっぴんのぼさぼさ髪で目に隈が浮いていようがまったく問題ない。気軽にチャットを楽しむことができる。
仮想空間に集まって何かをするといった趣旨の場合に、アバターを直接仮想空間上に表示できるというのも、応用次第でいろんな可能性を秘めていると思う。
たとえば、ブラフや駆け引きを多用するボードゲームをオンラインで遊ぶのであれば、表情キャプチャしてアバターに反映されたりするとより高度な駆け引きを楽しむことができる。
TRPGのオンラインセッションで使えればなんかすごく楽しそうだと思うわけですよね。一般的にチャットでのオンラインセッションはものすごく時間がかかるわけですが、身振り手振りやら表情まで伝えることができればかなりスムーズにセッションが進むようになるはず。
しかも、それがPCのアバターで再現されるとなるとリプレイ動画が配信映像として売り物になったりするということもありうるのではないかと。いやー、夢が広がりんぐです。
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