akiraaniの日記: 電子書籍でTRPGルールブックを見るのに問題になること 5
日記 by
akiraani
昨日のサークル例会でちらっと話題になった話に関連して現実逃避的にまとめてみた。
JGCなんかのコンベンションだとどんなゲームをプレイするかわからないので、ルールブックを持ち歩くのがたいへんだという流れから電子書籍で持ち歩ければという話題になった。
結論から言うと、今のところそういうことは非常に困難である。データの電子化にもいろいろ壁があるが、それ以前の問題として表示するデバイスの問題がある。
データメディアの容量という意味では、すでに本棚一つ分のデータが数千円のSDカードに納まってしまう時代になっているのでまったく問題ない。が、データを表示するために必要な装置が問題となる。
まず問題の一つ目は電源。一般的なTRPGコンベンションではAC電源が確保できないのが普通で、当然電子書籍を表示する装置もバッテリーで動作する必要がある。朝11時にキャラメイクを開始して17時までプレイしたとしても6時間、バッテリーの損耗他自己放電やプレイが長引いた場合等を考えれば最低10時間はバッテリー駆動して欲しいところ。
二つ目は表示環境。ルールブックのような細かい文字が並んだ書籍を表示するためには、ある程度の大きさを持ったディスプレイが必要となる。一般的名ムックタイプのルールブックはB5サイズ、つまりパソコンのディスプレイで言えば最低10インチなければ快適な表示は難しい。
とりあえず、現時点で使えそうなデバイスについてあげてみよう。
その1:ノートパソコン
基本的に、見るという作業においては一番よさげなのはノートパソコンだろう。市販の書籍をばらして画像で取り込んでも見れるし、専用データなら検索機能など紙の書籍よりも便利。ただ、ノートパソコンでもっとも問題になるのはバッテリーである。ごく一部の長時間駆動モデルを除けば5時間持てば御の字という状態で、一般的に使えるかといわれるとちょっと厳しい。一応スペック的にはレッツノートR5なんかは実用に耐えるのだが、お値段がかなり張るという点もネック。また、ノートパソコンはテーブルに広げるということができないので「みんなで見る」という動作に適さないのも痛い。
その2:電子書籍専用端末
電子書籍を読むために特化した専用端末というのが世の中には存在する。お世辞にも普及しているとは言いがたいのが現状だが、価格的にはノートパソコンに比べるとだいぶ穏やかで3~5万円くらいで済むし、電源も事実上不要で本体もコンパクトと持ち歩くのに適している。ただし、個人読書にはよくてもTRPGのルールブックのように参照性を求められると現状のものではいろいろ難がある。もっともサイズの大きなΣBookでも8インチと小さく、さらに記憶型液晶は解像度にも不安があり、ムックサイズのルールブックを見るのは少々辛い。表示速度も遅くあっちこっちのページを行ったり来たりという操作がやりにくいのも難点。また、ガッチガチの著作権保護機能が邪魔をしてコンテンツの作成に手間がかかるという問題もある。
その3:PDA、モバイルマシン
W-ZERO3などスマートフォンなら価格もお手ごろで機能も豊富、バッテリーの問題もたいていクリアできるのだが、問題になるのは画面。せいぜい4インチの画面ではいくらなんでもムックタイプのルールブックは読めないし、文庫サイズでもかなり辛いことになる。シグマリオンやモバイルギア等のモバイルマシンがけっこうステキに活躍できそうだが、テキストデータくらい軽いものでないとお世辞にも快適な表示とはいえないのが困り者。
というわけで、どれも一長一短というのが現状。ΣBookの解像度がもう少しあればかなり実用的に使えるんだけどなぁ……。
JGCなんかのコンベンションだとどんなゲームをプレイするかわからないので、ルールブックを持ち歩くのがたいへんだという流れから電子書籍で持ち歩ければという話題になった。
結論から言うと、今のところそういうことは非常に困難である。データの電子化にもいろいろ壁があるが、それ以前の問題として表示するデバイスの問題がある。
データメディアの容量という意味では、すでに本棚一つ分のデータが数千円のSDカードに納まってしまう時代になっているのでまったく問題ない。が、データを表示するために必要な装置が問題となる。
まず問題の一つ目は電源。一般的なTRPGコンベンションではAC電源が確保できないのが普通で、当然電子書籍を表示する装置もバッテリーで動作する必要がある。朝11時にキャラメイクを開始して17時までプレイしたとしても6時間、バッテリーの損耗他自己放電やプレイが長引いた場合等を考えれば最低10時間はバッテリー駆動して欲しいところ。
二つ目は表示環境。ルールブックのような細かい文字が並んだ書籍を表示するためには、ある程度の大きさを持ったディスプレイが必要となる。一般的名ムックタイプのルールブックはB5サイズ、つまりパソコンのディスプレイで言えば最低10インチなければ快適な表示は難しい。
とりあえず、現時点で使えそうなデバイスについてあげてみよう。
その1:ノートパソコン
基本的に、見るという作業においては一番よさげなのはノートパソコンだろう。市販の書籍をばらして画像で取り込んでも見れるし、専用データなら検索機能など紙の書籍よりも便利。ただ、ノートパソコンでもっとも問題になるのはバッテリーである。ごく一部の長時間駆動モデルを除けば5時間持てば御の字という状態で、一般的に使えるかといわれるとちょっと厳しい。一応スペック的にはレッツノートR5なんかは実用に耐えるのだが、お値段がかなり張るという点もネック。また、ノートパソコンはテーブルに広げるということができないので「みんなで見る」という動作に適さないのも痛い。
その2:電子書籍専用端末
電子書籍を読むために特化した専用端末というのが世の中には存在する。お世辞にも普及しているとは言いがたいのが現状だが、価格的にはノートパソコンに比べるとだいぶ穏やかで3~5万円くらいで済むし、電源も事実上不要で本体もコンパクトと持ち歩くのに適している。ただし、個人読書にはよくてもTRPGのルールブックのように参照性を求められると現状のものではいろいろ難がある。もっともサイズの大きなΣBookでも8インチと小さく、さらに記憶型液晶は解像度にも不安があり、ムックサイズのルールブックを見るのは少々辛い。表示速度も遅くあっちこっちのページを行ったり来たりという操作がやりにくいのも難点。また、ガッチガチの著作権保護機能が邪魔をしてコンテンツの作成に手間がかかるという問題もある。
その3:PDA、モバイルマシン
W-ZERO3などスマートフォンなら価格もお手ごろで機能も豊富、バッテリーの問題もたいていクリアできるのだが、問題になるのは画面。せいぜい4インチの画面ではいくらなんでもムックタイプのルールブックは読めないし、文庫サイズでもかなり辛いことになる。シグマリオンやモバイルギア等のモバイルマシンがけっこうステキに活躍できそうだが、テキストデータくらい軽いものでないとお世辞にも快適な表示とはいえないのが困り者。
というわけで、どれも一長一短というのが現状。ΣBookの解像度がもう少しあればかなり実用的に使えるんだけどなぁ……。
TRPGルールブックの電子化は (スコア:1)
私もちょっと以前検討したことがあるのですが、やはり実用的ではないと。
技術が進歩してきているっていっても意外と進んでいないのですな。高性能の電子ペーパーが出てくれば、状況はもう少しマシになるのかな?
/.configure;oddmake;oddmake install
Re:TRPGルールブックの電子化は (スコア:1)
共有
コンパーチブルorフラットのタブレットPC(9-12ワイドくらい?)
替えのバッテリ
でどうにかするしかないですねー
# 各テーブルに1つくらいはACがあればどうにでもなるんですが
一度OKとなれば、
サイコロ代理
手書きのマッピング他
生での録音も同時進行
とかもできるんですがねー
# 本当は初対面の人とのセッション経験なんてないんですがID
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:TRPGルールブックの電子化は (スコア:1)
ただ、タダでさえ高いノートPCがタブレットモデルになるとさらにお値段張る上に、長時間バッテリ駆動モデルになるとタブレットでは存在そのものがまだまだレアなのがあれです。
あと、お菓子やジュースこぼしたりといった事故も怖いですがw
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:TRPGルールブックの電子化は (スコア:1)
# ああ、ブルジョワな遊びだ
Vistaで上位モデル=タブレットが一般化するといいんだけど
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:TRPGルールブックの電子化は (スコア:1)
#ちなみに、ΣBookの後継機であるワーズギアは「画面が文庫サイズ」「バッテリー駆動6時間」と祖霊是の問題でお話になりません。
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