akiraaniの日記: なのはさんを知らずに魔王降臨祭を知って戸惑っている人へ
魔法少女リリカルなのはStrikerSの8話で、なのはさんが切れてダーク入ってる様子(通称魔王降臨)があまりにすさまじくて各所で話題を呼んでいるようですが、魔法少女リリカルなのはのアニメシリーズをよく知らない人が問題のシーンを見て、あまりの魔王っぷりに混乱している方がけっこういるようです。
誤解を恐れず結論から言えば、確かにすさまじくパワーアップしてはいますが、なのはさんはもともとああいうキャラです。
第一期シリーズでも、ライバルキャラであるフェイトにイベントシーンでは対話を求めますが、いざ戦闘になれば、動きを封じてよけれなくした上であからさまにオーバーキルダメージな超威力の砲撃をぶつけたりしてます。そのときのなのはさんの言葉「これが私の全力全開!」はこれまでの全シリーズを通しても10指に入る名台詞となっています。
第二期シリーズではさらに容赦がなくなり「話を、聞いてってば!」と言いながらクリーンヒットすると一撃で瀕死確実な威力の砲撃をはなったり、悪魔呼ばわりされても「悪魔でいいよ、悪魔らしいやり方で話を聞いてもらうから」と開き直ってしまう有様。炎の中から無傷で現れる演出など、あまりの無敵さ加減に初代ガンダムのアレに引っ掛けて『管理局の白い悪魔』という呼び名がファンの間で自然発生したくらいです。
そして第三期では、前のシリーズから10年が過ぎ、単独戦闘がメインだった一兵士から現場での戦闘指揮を行う士官へ、飴と鞭を使い分けて部下を導く立場になっています。何事においても全身全霊をかけるなのはさんですから、叱るのだって例外ではないわけで、それを考えればさほど不思議ではないんです。演出がちょっと気合入りすぎてただけですよ。
いや、戦闘してないときは、多少大人びてるくらいの年相応のやさしいリリカルな女の子なんですよ? ただ、死力を尽くした戦いの経て初めて真の友情が芽生えるタイプのキャラなだけです。
え? どこが魔法少女かって? 魔法を使う若い女性だし、たまたまその魔法が戦術兵器だっただけで何も不思議なことはないよね。
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