パスワードを忘れた? アカウント作成
256485 journal

akiraaniの日記: 第5回MMD杯 受賞作以外でのおすすめ その2 MMDドラマ編

日記 by akiraani

 はい、というわけで、その1の続きです。
 前回は楽曲PVを紹介したので、今度はMMDドラマを中心に紹介していきます。MMDは名前の示すとおりダンスさせることがメインのツールなんですが、アクションやらいろいろこなせてしまうのでドラマもけっこうたくさんあります。特に、ゲキド街を中心にしたボカロファミリー作品は東方ワールドのようなシェアードワールドが作り上げられていて、MMDファンでなくても楽しめるクオリティのものがいくつも出てきてます。

鬼ごっこGT
 毎回、無冠の傑作と呼ばれる作品がありますが、この作品もその一つ。全体的にコメディタッチのMMDドラマなんですが、まず特筆すべきはレースシーンのリアリティ。エンジン音、ハンドルの挙動、ドライバーの目線、その他細かな動作の作り込みがまさしく神。トークパートもすごい。なにあのおもしろいミクさん。MMDドラマのトークロイドでここまでテンポ良くしゃべって顔芸する作品はいまだかつて見たことがない。車好きとサイバーフォーミュラ好きの人はもちろん、それ以外の人もぜひ見て欲しい作品です。あ、ただし飲み食いしながら見るのはやめた方がいいです。リアルに吹くので。

boxel【VmdScript】
 個人的に、ツール使用なんかも含めて数にものを言わせて圧倒させるタイプの技術を「力技」と呼んでるんですが、その中でMMD史上もっとも強力なのがこの作品です。受賞作だと今回はMMD応援団なんかもそうなんですが、この作品はオブジェクト数にして30万。スパコン疑惑のタグがつくほどの力技は芸術品と言っても良いでしょう。さすがあの「ドミノ」の極北P。

MMDレミングス - Lemmings March in GEKIDO City -
 1990年代に大ヒットしたパズルゲーム、レミングスをMMDで再現したプレイムービー風の作品。あのレミングの独特のキャラクターをオリジナルモデルで作成し、ステージがあのゲキド街。動きもかわいいし、ロード画面なんかもMMDネタをレミングで上手くアレンジして思わずにやりとさせれれしまう出来です。いやー、それにしたって懐かしい。

Shooting Star
 特別な流れ星に帰ってきて欲しいとお願いしたから……はやぶさの流れ星にそうお願いすれば、どんなことがあっても帰ってくるよね。とまあ、ストーリーとアイデア、それと雰囲気はがちにいい話なんですが、阪急電車が……乗客が……潜友が……(笑) オチも大変に酷い(褒め言葉)です。

銀匙町の夕日 【MMD特撮】
 宇宙人が地球を侵略してきたと思ってた映像が気がついたら昭和時代の豆腐屋にお豆腐のお使いに行く話になってました。この説明だと何のことやらさっぱりかもしれませんが、そうとしか言いようがない。まったくどう説明したものやら。大変にシュールでSAN値がやばいことになってる作品であることだけは確かです。

おジャ魔女まりさ#(しゃーぷっ)
 いやー、これはヒドイいじめwww。おもしろすぎだろ。魔法少女ネタの台詞が面白すぎます。基本静止画なんですが、ところどころで絶妙な動きをして間の表現になってます。MMDで東方二次創作のギャグものが出来るようになるとは……。実は大会の後に東方モデルの大量発表があったので、今後こういう作品も増えるかも。

空への想い
 UTAUのテト、モモ、デフォ子が空を飛ぶ動画。気持ちよく空を飛んでる感じが伝わってきます。MMDの翼はどこまで羽ばたけるんだろう……。途中でミクが支えてくれるあたりもなんかいいですね。キャラクターの表情の見せ方も上手で、空を見上げるデフォ子やすぐにバテるテトがかわいい。見ててすがすがしい気分になれる作品です。

夏らしく青空の下で元気に遊ぶ動画
 武空術の使えるジェダイがタイマンバトルをするときっときっとこんな感じになる、という作品。サイキックバトルいいねー。特に後半の空中戦がすばらしい。大技を出した前後の苦しそうな表情とかもすごく良くできてます。SE付きのマッシュアップ版もあるんですが、こちらもいい。あくまでバトルシーンだけですが、間違いなくスペシャリスト。いろんなジャンルのスペシャリストが集まったらけっこうすごい大作が出来るんじゃないでしょうか。

レン×ネルでXXXX【MMDドラマ】
 今やMMDワールドではすっかり定番になっているレン×ネルの様子をにやにやしながら楽しむ動画です。強くおすすめするのは、初回は音声をミュートにしてみて、二回目は音声ありにしてみること。表情がたいへん面白いのでミュート状態でもにやにやしながら見ることが出来ますが、音声ありにするとすべてをぶっ壊した上で爆笑できます。まさか最初からMAD対応とは恐れ入りました。

ちびとぷち
 無声字幕無しのMMDドラマです。ゲキド街にしては比較的おとなしい?エピソードですが、ちびのアクション能力の高さは非常識きわまりないですなー。さすがはボカロ一家。オチも気が利いてていいですね。この設定でシリーズ化もいけちゃうんじゃないでしょうか。

ネルさんのゲキド街主要人物調査
 ゲキド街の中心としたMMDワールドがぐっと凝縮されてるMMDラブコメです。合間合間のアクションが大変良くできてるおかげでセリフなしでも全く問題なく楽しめます。特にムスカ大佐のやられっぷりが見事すぎて何度見ても笑えます。いやー、これは上手いわ。

狼少年、変?【Vocaloidカバー曲】
 正確なタイトルは狼将軍ケンです。Vocaloidカバーの「狼少年ケン」に合わせて上様でオープニングを再現してるんですが、激しく出オチです。いやまー確かにあのお方も中の人は同じ名前ですがw 例によって比較版もございますのでこちらも一緒にどうぞ。激しくおっさんホイホイと言いますか、ここまで来ると自分もリアルタイム世代ではありません。

UTAUキャラでガンダムW OP再現
 タイトルの通りWの前期OPの再現MMD作品です。配役は1:デフォ子、2:テト、3:ルナ、4:ユフ、5:マコ、眉毛:モモです。当然比較版もあります。いつの間にかボカロやらUTAUのキャラが空飛んだりレーザー撃ったりしてもまったく不自然さを感じなくなっている自分が不自然だと思いますが、それを差し引いてもこのデフォ子ゼロカスタムかっこいい。

創聖のミクエリオン
 タイトルからアクエリオンと思わせておいてまさかのゲッター123。シテヤンヨ、幼虫リン、タコルカの三身合体でミクになったりリンになったりルカになったり……つかオープンゲットとかまんまゲッターです。比率的にはアクエリオンは10%くらいしかないし……。いやしかしこれはこれで好きなもの詰め込んだところが面白くていい。

明日に飛び込む歌 feat. 初音ミク with Meiko アニメOP風PV
 曲自体はボカロオリジナルの曲なんですが、それにマクロスやらなぜかバーチャファイターやらのネタが混じってアニメ作品風のPVになってます。いや、これは見入りますな。マクロスも結構メカモデルそろってるから、1つくらいこういうのがあるだろう思ったけど、想像以上の完成度です。

ウッターマン
 これは吹いた。なんという脱力系ヤッターマン。5分半でヤッターマン……じゃなかった、ウッターマンのお約束が一通り堪能できます。メカが巨大化したねんぷちモデルとは考えたなー。UTAUキャラって、それぞれ声がついてるので、トークロイドとして使えば声つきキャラ付きでいろいろ遊べて楽しそうです。

超高速万能大型変形合体マシーン兵器
 名作ロボットアニメのあのシーンをMMDでほぼ完全再現。ただしBGMはボカロ版なので原作音声はありません。ところが、ここまで完成度が高いと、原作音声がなくても脳裏に勝手に浮かんでくるもんなんですな。ガンバスターの変形合体とかMMDでよくぞここまで……というか、バスタートマホークとか原作にも出てきていない武器まで再現してるのには恐れ入りました。

カオスな第5回MMD杯【エロスにあらず】
 元ネタはカオスな競馬ゲームのあれ。競走馬はMMDキャラの三人一組の騎馬戦、そして実況はゆっくり。ハリボテエレジーのクラッシュを春香のどんがらで再現したのは笑いました。オチもMMDらしいバカっぷり。これは笑えます。

東方紅夜祭【影絵?】
 東方モデルの影絵での3D格ゲー風PV。東方で影絵と言うとついBad Apple!を連想しますがこの作品は全く別物ですね。雰囲気としてはむしろコンボムービーに近いかも。基本的に東方キャラの背景設定(というか攻撃)を知ってないとわからないと思いますが、とりあえずスタイリッシュなのは確かです。

 はい、というわけで、第5回MMD杯の動画紹介はここで終了です。
 こう、リストアップして、紹介文をどう書こうかまよって動画見返して気づいたらリピートしてたりして……。まあえらい時間食われましたが、そのれに見合うだけの楽しさは間違いなくありました。

 実は、第5回MMD杯閉幕以降に、東方カス子モデルの一斉発表やら、MikuMikuEffectやらMMDの世界を変えてしまいそうなニュースがありまして、表現力はまだまだ上がり続けてます。
 今はまだ残念ながら作る側ではなく見てる側なんですが、作ってる側が楽しんで作ってるのがどの作品からもにじみ出てくるのはほんと素晴らしい。そのうち一つくらいは作品作ってみたいものです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

読み込み中...