akiraaniの日記: 書籍自炊基本宣言
日記 by
akiraani
電子書籍基本宣言を見て、なんか引っかかるなと思ったら、以前の日記で自炊についてのまとめを書いたときに作った心得があったことを思い出した。
改めて読み返して見て思ったのだが、これを焼直して「書籍自炊基本宣言」として提唱したい。
書籍自炊基本宣言
一つ、書籍自炊で得られるものは物理的な空間であり、本の内容は不変であると心得よ。
一つ、電子化は最も優れた書籍の保管方法なので、良いと思った本ほど速やかに電子化せよ。
一つ、電子化した原本は再利用できない形で廃棄し、第三者への流出を防ぐべし。
一つ、電子化したデータは家族にも友人にも配らず、自身のためだけに利用せよ。
一つ、他人が電子化したデータはもらわず、欲しければ自分で買って電子化せよ。
この宣言の背景には、日本の電子書籍の見通しの悪さがあります。
よく電子書籍に関して出版社の対応や姿勢が批判されていますが、間違いではないにしても批判の内容は絵空事なのが現状です。結局のところ、今の状況ではどうがんばっても電子書籍はマスには売れないし、マスに売れないからごく一部のコンテンツしか儲からない。この状況が改善されるのはまだまだ時間がかかります。
その時間を少しでも早めるために、まずは「電子媒体で書籍を読むライフスタイル」を、草の根レベルで推進していくという考え方を煮詰めていった結果がこの書籍自炊基本宣言となります。
ライフスタイルとして定着するためには、少なくとも「エンドユーザーにメリットがあること」「社会問題にならないこと」の2点をクリアする必要がある。この宣言において、前段の2項がメリットであり、残りの3項は社会問題にならないための心得となっています。
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