akiraaniの日記: バンブラPに関する考察とか 2
バンブラPを発売日にDLしてしばらく遊んで、ダウンロード曲も250曲を突破、プレイ時間もそれなりに伸びて、そこそこ遊んだと思う。
おかげで、任天堂がバンブラPになって変えたかったものが何となく見えてきた。
ものすごく乱暴にまとめると、バンブラDXでは音楽ツールとしての認知が強かったが、バンブラPでは音ゲーとしての側面を前に押し出したかったんだと思います。
音ゲーの肝は、本来は操作性とそのから得られるプレイの爽快感であり、楽曲を正確に演奏することではない。近年流行った音ゲーを見れば、譜面の難易度調整は別にして、ゲームの肝はインタフェースの工夫、背景画面での演出などに注力しているという印象があります。
従来のバンブラはあくまで譜面に合わせて演奏するというものがゲームの絶対的な基本であり、それ以外のモードはその操作を簡略化して難易度を下げたものでした。正直な話、音ゲーをプレイして得られる爽快感は、この方式ではあまり得られないんじゃないかと思います。
ボーカルモードやタッチパネルでのドラムモードなどは、インタフェースの工夫で変わり映えのしない画面を派手に見せようという意図が強く感じられます。他、プレイ中のコンボ数演出など、おおもとの画面構成も譜面の見やすさを多少犠牲にしてでも演出要素を強めようという意図が感じられました。
あと強烈に感じるのは、ネットにつないでなんぼのゲームだということですね。
大きな柱になるのはボカロ機能とオンラインセッションですが、ボカロ機能を本当の意味で楽しむためにはオンラインセッションを繰り返していろんな声の持ち主をスカウトしてくる必要がありますし、そのオンラインセッションはネット接続状態で遊ぶことが大前提です。
他、ラジオモードもオンライン状態でないとほとんど無意味だし、楽曲のダウンロード時以外にも常時ネット接続していることが半ば前提のゲームです。
まあ、逆に言えば、3DSのネット接続環境がないなら、バンブラPは作曲ツールとしてしか使い道はないもも同然で、音ゲーとしての価値は前作バンブラDXに大きく劣ります。これから買おうと思ってる人は注意してください。
ちなみに、話題を呼んだトマト課金システムについてですが、これについては個人的には良いも悪いもないなぁというのが正直な感想。3DSというプラットフォームでのあるべき進化をまっとうに遂げただけで、単に必要なシステムを素直に組み込んだもので、合理性、利便性をきちんと配慮して作られていると思う。法律その他の知識がないとなんでそうなってるのか納得がいかない人も多いだろうけど、利便性と価格のバランスを考えれば妥当なラインでしょう。
まあ、結果として強烈な中古対策になってしまっているあたりは思うところもある人がいるだろうけど、個人的にはデジタルコンテンツには中古市場は不要だと思っているので、個人的にはどうでもいいです。
個人的には、バンブラは演奏ゲーだったところも大きなポイントだったので、この方向性に関しては若干残念ではあります。特に、カラオケモードとラジオのローカルモード(アレンジ)がざっくり削られてしまったのはいただけない。
あと、最近だいぶ慣れてきましたが、3DSはアナログパッドの位置の問題でボタン演奏がやりにくいです。こればっかりはハードの問題なのでソフトに罪はないですが……。
ただそれを補って余りあるのがボカロ機能と音源の進化、そしてなにより楽曲ストック数の上限突破がうれしい。
というわけで、個人的な総合評価としては、三歩進んで二歩下がる、ですかね……。
寝前ゲーマーとしては (スコア:0)
ワンパターンですが、ラジヲを聴きながら
別のゲーム遊んでます(走召糸色木亥火暴)
"castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
はじめまして (スコア:0)
なかなかするどい考察ですね。
僕的には歌詞の違う歌を同時に歌う4重唱とか6重唱を登録することが多かったので、
バンブラPのかなり変則的(変態的?)な仕様に満足しています。
和音の登録数がぐんと増えたこともうれしいですね。