第14回MMD杯特別体制中につき、ねためもというかIT系ニュースチェックはお休み中ですが、別口で気になる話が舞い込んできたので臨時ねためも。

もう、ささらだけではない――「調教いらず」のCeVIOに“新人”歌手がJOYSOUNDから　おっさん・熟女の「演歌歌手」も(ITmedia)

　先日、CeVIO初のサードパーティー製追加ライブラリとなるONEのトークボイスデータが販売開始されたばかりですが、意外なところからソングボイスデータが出てきました。まさか通信カラオケのジョイサウンドがCeVIOで参戦とは……。
　キャラクターが話題になるということはなさそうですが、CeVIO待望の男性ソングボイスデータなので喜んでいるユーザーはそこそこいるかもしれない。

　正直な話、ソングボイスエンジンとしてのCeVIOがどの程度浸透しているのかとかそういう話はほとんど知らないので実際どうなのかはよくわからんのですけどね。一応昨年末にさとうささらのコンピアルバムが出たようなので、それなりにユーザーはいるし認知もされているんじゃないかと思いますが……。

　新音源ですが、YouTubeの方にソングデモが上がっているんだけど、ボカロではほとんどカバーしていない大人の声が出せるようなので、隙間を埋める感じで一定のユーザーはつくかもしれない。ソングボイスデータひとつで感情パラメータがいじれる(※)というのはなんだかんだでCeVIOだけの強みではあるし、うまい人が使いこなすとけっこういろんなことができるんじゃないかと言う気がする。

※Voclaoid4だとクロスシンセシスというバリエーション違いの同じキャラのボイスデータをミックスするという類似機能があるが、ミックスであるためボイスライブラリが複数必要になる。追記：現状のCeVIOのソングトラックではそういう機能はないらしい。

　個人的にはトークボイスデータの追加が欲しいんだけど、どうだろうなぁ。ONEは購入してちょっといじってみたけど、感情パラメータがLowとかHighとかでピッチ変更と何が違うのというものしかないのが少々期待外れで……。まあ、ナレーションやラップとかさせる分にはそれでいいのかもしれないけど、声優もどきをさせるにはちょっと難があるなぁというのが現段階での評価だったり。
　実際に使ってみて、あとはシャウト系のトークボイスデータがあればけっこう広い範囲をカバーできるんじゃないかという感触があるんだけど、やっぱボイスドラマ方面の需要は現段階ではほぼないんだろうな……。
　ソングボイスの追加は4月あたりにまたあるようなので、個人的にはトークボイスの充実も期待したいところ。