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日記

akiraaniの日記: しょーもない計算 2

日記 by akiraani

外れ馬券の購入は経費?の件、最高裁で確定したらしい。
で、ちょっと気になったので記事の数字から、もしはずれ馬券が経費と認められなかった場合に的中率をどれくらい上げれば黒字になるのかを計算してみた。

報道内容から見えている数字(単位:億円)
購入総額:28.7
払い戻し総額:30.1
税金対象額:29
税金総額:6.9

さて、以上のデータをもとに計算していく。
まず、税金総額と税金対象額から税率を計算すると約23%となる。追徴課税もあるし所得税としてはそんなに無茶な数字でもない。
が、経常利益にのみ課税される法人税に換算すると、税率は約493%ということになる。この見方だと暴利にもほどがありますな。

次に、税金対象額は払い戻し総額から的中馬券の購入費用を引いた額、とあるので的中馬券の購入費用が計算できる。

的中馬券購入費用:1.1

ということは、的中率と、的中時の平均倍率が計算できる。
的中率:3.83%
的中時の平均倍率:27.4倍

的中時の平均倍率が同じ、追徴課税を抜いた所得税が20%だったと仮定した場合に黒字化に必要な的中率は約4.6%になった。つまり、あと20%的中率が上昇すれば、はずれ馬券が経費と認められなくても黒字になる、と。
なお、実際には所得税の累進課税がきいて税率が上がると思われる。仮に、所得税が40%になった場合、黒字化に必要な的中率は約6%になる。

計算してみて思ったのだけど、的中時の平均倍率から、件の予想プログラムとやらが「大穴狙い」のロジックになっているんじゃないかという気がするねぇ。
ほぼ毎レースで馬券を購入していたのも納得ですな。大穴狙いのロジックである以上、買いすぎると自身の買で倍率が下がって儲けがチャラになってしまう。だから一つのレースあたりにかけられる金額と言うのは上限があって、投資額を増やして儲けの拡大を狙う場合は分散して全レースに手を出すしかない、というわけですな。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 計算上、10万円馬券をすべて買うと、プラスになることが多い。とのデータを出していた人がいました。(中央競馬)
    ただし、これは、年間の結果をすべて集計したのですが、2つ穴があって10万円ギリギリの馬券が、締切り直前に10万円になってしまうのを買い落とす、逆に締切り直前に10万円を切ってしまう馬券を買ってしまう。と言う事があることだと言っていました。

    当然、その人は穴狙いの人です。

    逆に、「完全無欠の武複勝」ってネタもありまして、現在持っているお金の半分を武豊の(決して幸四郎ではない)複勝にぶち込むという、前者とまったく逆の手法です。これは、年によってプラスとマイナス両方ある。と集計した奴が知り合いにいました。ただ、そんなこと(集計)をやるような奴は競馬をやらない奴でした。

    ともに、最大の問題は「税金」だったのですが、あの判決で、「あり」の手法かも。

    • by Anonymous Coward

      http://srad.jp/comments.pl?sid=630861&cid=2598154 [srad.jp]
      トータルで1倍を超える「可能性の高い」組み合わせを予想するんですよ
      100%勝てる組み合わせがあるなら胴元はレート計算を間違っている 確実に

      統計上、
      ・単勝(1位を当てる)
      ・倍率11~15倍
      の馬券が10戦中1戦以上当たる確率が95%
      みたいのがときたまあるので、そういうのだけ狙えば期待値が1倍を超えます
      (これは説明のための例で架空のものです)

typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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