ken_non_sumの日記: 金銭感覚が絡む話と、世の中を知った風な口を利く話には参加しないという誓い 4
日記 by
ken_non_sum
残業を終え、終列車で帰途に着く。
学生風の酔った男がふたりボクの前に立ち、就職活動の話で盛り上がっていた。
片方は上級生なのか OB なのか、ESはこう書くべきだ、面接にはこう答えるべきだと熱く語り、もうひとりは目を輝かせてそれに聞き入っていた。
「お前IT系志望だっけ。○○社(SNS で急成長したところ)受けてみな。すげー厳しいけれど、勉強になっから」
「あそこ1年目で年俸○○○万円だもんなー。すげーよな。オレ最終面接で落ちちゃったけどさ」
それからも上級生風の男は名だたる企業を挙げては、あっちはこうで、そっちはそうで、なんて話を続けていた。
彼らは自らの将来について、情熱的に希望を語っていた。
ボクは疲れ果てた頭で、虚ろなまなざしで彼らの足もとを見やりながら、それを聞くともなしに聞いていた。
ふたりとボクの間には、きっとひと筋の線が貫かれていた。
それが恒久的なものとは思わない。
でも、うすうす気付いていたのだけれど、やっぱり世の中って不公平だな、と思った。
;; ESなんて書いたこともないし、面接も言いたいことばかり話したし、職歴ゼロの引き籠りだったけど、初年でもう少し貰えたよ。手取りで。
;; 土曜も出勤だけど、彼等を想うと頑張れそうな気がしてきた。
;; ボクはたぶんイージーモードの縛りプレイ人生なんだな、きっと。
つまりはアウターゾーンのフォーチュン・リングみたいな (スコア:0)
周りの不幸を知ったことで相対的に自分が幸福に見えているだけだろ
それにしても未曾有の好景気(笑)
Re:つまりはアウターゾーンのフォーチュン・リングみたいな (スコア:1)
こんな漫画があるのですね。さすがはジャンプ。
彼等は、今の日本の中では幸福なほうだと思います。
それでも「就職活動」に付帯するもろもろの事物に冷笑的な身としては、自分がその上をいっていることが痛快だったので、どこかに吐き出したかったんです。
5ch や twitter じゃこんなこと書けませんが、スラドなら客層からいって(ボクもろとも嘲笑されることはあっても)厭味にはならないだろうと思って。
;; 僕とて、調子に乗っていられるのは再来年まででしょうね。
;; その先はよく分かりません。
;; ただ、どちらにしろ、「就職活動」が時代を超越する力を与えてくれるとは思っていません。
Re: (スコア:0)
自分の頃と比べて「日本の一流企業」の価値がずいぶん落ちたと思うよ。
こんな奴があそこ受かるの?ってのを何度も見てきたけど、こんな奴のレベルが年々下がっていく。
Re: (スコア:0)
ちゃうちゃう、自身が年食って経験増えた分レベルが上がってるから相対的にそう見えるだけ。
元の話も単に経験少ない若者が精いっぱい語ってるのを経験者が「青いなぁ」ってみてるだけの話。