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hoagの日記: えぬてーぴー 1

日記 by hoag

NTP に NICTを追加してみた。

最初、設定で手間取ったのは、他の記述と同様に書いて、繋がらなかった所。 結局、-4 オプションが必要って分かって、以下の記述となった。

server -4 ntp.nict.jp iburst minpoll 6 maxpoll 16

Q&Aポーリング間隔(アクセス回数)に制限はありますか? に「"maxpoll N" の "N" を "8" 以上(256秒間隔以上)に設定してください」 とあるので、まあ、倍位ならどうかな、と16 にしてみた。ntpq -p で見てみると poll が 68m となっている。ちょっと長すぎ? これって 2 の累乗?
そうかぁ。
無指定で 1024 と、256 秒より長いのだから、それで良いかもしれない。と、 言うか、負荷を嫌うのなら、minpoll の指定の方が重要な気もする。 と、ここで気づいた。最初は 64 から始めるのだから、minpoll 6 maxpoll 10 が デフォルトじゃん。まぁ、意識させるために、敢えて項目を立てているのかも しれないなぁ。

で、-4 が明示的に必要って事は、何が違うのだろうと思ったら、どうも DNS で AAAA レコードが引けるかどうかが違う模様。
他分 ntpd は、 DNS でまず AAAA を引いて、見つかったら、その宛て先に通信を 試みるのだろう。で、それに失敗しても改めて A レコードを引きなおす事はしない 、と。

今後、ntpd が参照しているサーバの AAAA レコードが新規に登録されると、 上記の様に IPv6 で接続に行って、結果、急に同期が取れなくなる、なんて事態 があるかもしれないなぁ。

ntpq -p で見てみると、stratum 1 のせいだろう。delay や jitter にかかわらず NICT を同期対象に選んでいる様に見える。 インターネットマルチフィードRing Server Projectと 併用していると、こちらは殆どが stratum 2 のためか選択されていない。 確かに jitter は NICT が一番良い値なのだが。でも、delay や offset は大きいしなぁ。

結局、NICT は外す事にした。

元々、 Wikipedia を読んで NICT を見つけたことで始めた事なのだが、ここにもちょっと引っ掛かりが。
昔、どこかで、 NTP は、回線の上りと下りの速度が同じという前提があるって話を 読んで、ずっと気になっていたのだが、そういう記述が Wikipedia には見当たらない。
Wikipedia では、「通信遅延時間の計測」の項で「往復の通信時間を計測することで~」 と、上りと下りの遅延を合わせて扱う様に書いてある。で、「執筆中」と。

今は上りと下りの速度が違う方がフツーだと思うのだが、そもそも NTP は現状に 合ってないって事なのだろうか。それともイマドキの ntpd なら対策されているのだろうか。

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  • by Anonymous Coward on 2009年02月25日 23時49分 (#1520608)

    時刻同期は深~い問題なので、いろいろと調べると何がなんだかわからなくなりますが‥‥‥。
    回線遅延の「片道」を測定するためには、正確に同期した時刻が必要になりますよね。
    往復であれば、時計が正しく時間を刻めれば測定できます。

    そもそも、数十ms.オーダ以上の時刻同期が必要になる状況って、限られてますけどね。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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