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2024年1月28日の記事一覧(全7件)
21610122 story
地球

生分解性プラスチックは深海でも生分解されるとの研究成果 33

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分解 部門より
東京大学や JAMSTEC などの研究によると、ポリ乳酸を除く様々な生分解性プラスチックが深海でも分解されることが実証されたそうだ(プレスリリース東京大学の記事論文)。

この研究では有人潜水調査船「しんかい6500」とフリーフォール型深海探査機「江戸っ子1号」を用い、深海に生分解性プラスチックと汎用プラスチックを 3 か月 ~ 14 か月間設置し、重量と形状の変化や表面に付着した微生物の解析を行っている。サンプル設置は神奈川県の三崎沖 (水深 757 m) と静岡県の初島沖 (水深 855 m)、伊豆小笠原島弧海底火山付近の明神海丘 (水深 1,292 m)、黒潮続流域の深海平原 (水深 5,503 m)、日本最東端の南鳥島沖 (水深 5,552 m) のほか、浮遊プラスチックごみが多い東京湾に面したJAMSTEC横須賀本部の岸壁 (水深約 5 m) で行ったという。

その結果、ポリ乳酸を除く生分解性プラスチック表面には無数の微生物がびっしり付着し、時間とともに生分解が進む様子を確認できた。生分解速度は水深が深くなるほど遅くなるが、いずれの深海底でも分解される。今回使用した微生物産生ポリエステルでレジ袋を作成した場合、初島沖で約 3 週間 ~ 2 か月間での分解が予想される。サンプルに付着した微生物は日本近海だけでなく世界中の海底堆積物に存在し、世界中の海域で生分解されると考えられるとのこと。

すべてのプラスチックを回収することは不可能であり、深海底には大量のプラスチックごみが蓄積している。そのため、使用中は優れた物性を持続的に発揮する一方で、海洋に流出した場合に可能な限り速やかに分解する海洋分解開始機能を有する高性能な海洋生分解性プラスチックの開発が期待されるとのことだ。

ポリ乳酸が海中で分解されないという研究成果から生分解性プラスチックが海中で分解されないという報道もあったが、海中で分解されないのはポリ乳酸限定だったようだ。
21610166 story
グラフィック

X68k 用スプライト拡縮回路がついに発表される 74

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回路 部門より
seisei 曰く、

X'sELD 投稿原稿 ( GPL ) : スプライト等拡縮演算コプロ風回路共通規格 Hon-HighSaturn 草案 0020240124 版
http://groups.google.com/g/fj.sys.x68000/c/rzHOQUJ5i6w ( html ソース参照 )

先日 fj.sys.x68000 にて発表されたこの回路は ( 準 ) コプロ ( 風な ) 回路であり、拡縮率に応じてピクセルデータを間引いたビット列を生成するという物。現時点ではソフトウェア ( M/W ) 転送向け回路となっているが、PCG エリアへハードウェア転送する構想もある

( 自画自賛ながら ) 特筆すべきは回路規模のフットプリント。現時点ではレジスタ方式でない点はさて置くとして、嘗てのアケ基板例えばバブルシステムでは小数点演算回路によって拡縮を実現していたとの情報もあるが今回の回路では間引用インデクスを LUT すら用いずにシフト用 IC のみで動的生成しており、日曜工作に適していると言える程度の回路規模に抑える事ができた。

以下ドキュメントを一部抜粋

> * 現状 ハードウェアレベル縮小支援 ( mw レベル拡大に応用可 )
> * アドレス挿げ替え成功時 → 準コプロとして半ダイレクト拡縮 ?
> * ライセンス : GPL ( 販売自由 ) / 研究費等寄付宛先後述
> ( スプライトシステム共通規格 IDF も GPL / 他機種又非 PC に適用可 )

# 回路等のご質問を賜りましたらキーワード提示位は或いは叶いましょうか
# 無料回答は業界関係者様のご迷惑かとも存じますがお目溢し賜りまして
# 折角の ( ダブル ) 祭りですのでスラドを盛上げて参りましょう

21610191 story
ソフトウェア

Haier、オープンソースのプラグインに削除要請を送ってコミュニティの反発を受ける 23

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反発 部門より
Haier Europe がオープンソースのホームオートメーションソフトウェア Home Assistant 用のプラグイン作者に削除要請を送ったが、コミュニティに強く支援された作者の反論を受けて方針転換を余儀なくされたそうだ (削除要請タイムラインFAQThe Register の記事)。

1 月 15 日付で削除要請を送ってきたのは Haier Europe の Security and Governance Department という部署で、プラグインが同社のサービスを認められていない方法で使用して同社に著しい経済的損害を与えたと主張していた。プラグイン「hon」および「pyhOn」の作者 Andre Basche 氏 (Andre0512) は Haier がオープンソース・オープンスマートホームコミュニティを支持せず、同社のブランドに忠実なユーザーを落胆させることは非常に悲しいとしつつ、近日中の削除を約束する返信を送った。

ただし、すぐに削除はせず、削除要請について Readme に記載したバージョンのリリースHome Assistant フォーラムでの告知などを行った結果、コミュニティから Haier への強い反発が起こる。GitHub ではコードを削除されにくくするためのフォークが急増し、Wikipedia 英語版でストライサンド効果の例として一時挙げられる事態にもなっていた。

Basche 氏はこのようなコミュニティの支持を背景に反論を開始
  • プロジェクトが使用規約のどの項目に違反するのか
  • 認められていない方法とは何か
  • 著しい経済的損害とは具体的に何ドルか
  • プロジェクトがいつ Haier の知的財産を侵害したのか

といった質問を添え、適切な合意点を見つけられないか検討を求めた。

1 月 19 日には Haier US が Haier Europe とは独立しており、米国で使用するオープン IoT プラットフォームの SmartHQ は Home Assistant との統合を妨げることはないと宣言。Haier Europeも同日、同社のエコシステムをオープンにしてIoTプラットフォームの統合を可能にするすべての機会とソリューションを検討していると述べるブログ記事を公開、翌日にはIoTおよびエコシステムの責任者から対話を持ち掛けるメッセージが届いたとのことだ。

21610226 story
ニュース

デルタ航空のボーイング757型機、出発前に前輪が外れる 13

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前輪 部門より
アトランタ国際空港で 1 月 20 日、出発前のデルタ航空 982 便のボーイング 757 型機から前輪が脱落するトラブルが発生したそうだ (FAA の通知The Register の記事USA TODAY の記事ABC7 Chicago の記事動画)。

982 便はボゴタ・エルドラド国際空港行き。滑走路に向けて移動していたが、後続のデルタ航空 1783 便のパイロットから前輪が外れて転がっていったとの報告がある。外れた前輪はすぐに見つかったようだが、同機は 3 時間ほどその場にとどまり、後続の航空機は別の滑走路から出発した。982 便の乗客乗員に負傷者はなく、乗客 172 人 (FAA 発表では 184 人) は別の機材に乗り換え、5 時間 18 分遅れでボゴタに到着したとのことだ。
21610245 story
海賊行為

英警察のサブドメイン、海賊版ストリーミングに悪用される 16

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悪用 部門より
英エイボン&サマセット警察のサブドメインが海賊版ストリーミングに悪用されているそうだ (TorrentFreak の記事)。

問題のサブドメインは「opcc-maintenance.avonandsomerset.police.uk」で、エイボン&サマセット警察のメインサイトからはリンクしていない。TorrentFreak ではロゴの文字が警察らしくないと指摘するが、サイト自体は普通の警察のブログのように見える。ただし、記事の最終更新日は昨年 12 月 1 日となっており、検索機能が localhost にリンクするなど目的のよくわからないサイトになっている。このサイトから直接海賊版ストリーミングが行えるわけではないが、サブドメインを指定してウェブ検索するとスポーツの海賊版ストリーミング動画らしいものが多数ヒットする。動画自体は警察のサイトでホストされているわけではなく、外部の海賊版サイトにリダイレクトされるようだ。そのため、以前話題となった EU 公式ドメインのサブドメインに潜む怪しいコンテンツと同様のものかもしれない。
21610250 story
ロボット

Cruiseがひき逃げ被害者の脚に乗り上げて停止した事故、第三者による調査報告書が公開される 4

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報告 部門より
Cruise は 1 月 25 日、昨年 10 月 2 日に米サンフランシスコで発生した事故に関する法律事務所クイン・エマニュエル・アークハート・サリバンの調査報告書を公開した (Cruise のブログ記事報告書: PDFThe Verge の記事The Guardian の記事)。

この事故では人間が運転する車にひき逃げされた被害者を Cruise の自律走行車 (AV) がひいて一旦停止し、道路の安全を保つため路肩に寄せようとして被害者を 20 フィートほど引きずったのちに被害者の脚に乗り上げた状態で停止した。

Cruise は当初、被害者との接触を検知してすぐに停止したと米カリフォルニア州公益事業委員会 (CPUC) に説明しており、虚偽の説明だと批判されていた。報告書によると、担当者は当局に説明した当時、情報が不正確であることを知らなかったのだという。

また、当初 CPUC に見せた動画がフルバージョンではなかったことも批判されていたが、短いバージョンの動画があったわけではなく、インターネット接続の問題で途切れたものだと報告書は結論付けている。
21610254 story
プリンター

紙媒体書類をスキャナ撮りした画像のPDFファイル、何て呼んでる? 48

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PDFじゃないのか 部門より
st1100 曰く、

https://mobile.srad.jp/story/23/12/23/0947258/
に触発されてタレこみ
#そして、長らくの時間経過

今どきは、紙媒体書類を複合機でスキャンすると PDF ファイルが普通に出力される。
コンピュータに詳しくない人(事務員のおばちゃんなど)でも簡単にデジタライズしてメールに添付して送ってくれる。

一昔前は、紙媒体書類をスキャナ撮りした画像ファイルをメールに添付して送って、などというと CCITT 圧縮した TIFF が送られてきたり、8 ビットクレースケールで 150 dpi くらいの低解像度でスキャンして、4 色に減色した PNG を送ったりしたものだが、便利な世の中になったものだ。

さて、紙媒体書類をスキャナ撮りした画像のPDFファイル、何て呼んでる?

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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