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タレコミ by take-ash
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北海道大学理学研究院宇宙測地学研究室日置幸介教授らが、北朝鮮の「テポドン2号」の軌道を、日本に千カ所以上あるGPS観測局のデータを解析し、「1号」に比べ推進力が約8倍に向上したと米地球物理学連合の2009年秋季大会で発表した(Determination of the Trajectory of Ballistic Missiles Using a Dense GPS Array” by K. Heki)
同じ日置教授らがH-IIAやM-Vの打ち上げで解析した論文、古屋智秋 「H-IIA ロケットの排気による電離圏の消失と電波天文への応用」pdf1やpdf2によるとロケットの排気に含まれる水蒸気が電離層の電離を打ち消し、GPS 全国稠密観測網によって全電子数の変化として観測できる。
古屋らはロケットの燃料組成により水蒸気量が異なると、全電子数(Total Electron Content, TEC、電離圏の「穴」の透明度)が異なると指摘している。M-VではTECの変化量は僅かであり、一方H-IIAの軌道の真下で電波観測をすると電離層の影響を受けない観測が可能なのではないかと提案している。逆に言えば、燃料が生じる水蒸気量も演算すれば燃料の性状を推定可能のように思われる。
Internet Watchの記事『社員のWeb閲覧状況を把握する手段、多いのは「社長が見回る」』によると、中小・中堅企業では社内で社員がどのようなWebサイトを閲覧しているかを「自分自身が社内を見回って」把握している経営者が多いそうだ。
これは、ネットスターの調査で明らかになったもので、組織内でどのようなサイトが閲覧されているかを把握する方法として「自分自身が社内を見回っている」が30.4%で最多だったそうだ。なお、従業員が定時時間内に業務目的外でWeb閲覧をしていることに気付いている経営者が53.9%、休憩時間では69.4%とのこと。また、業務に関係のないサイトの閲覧についても、常識の範囲内であれば問題ないという回答が多かったようだ。
なお、業務に関係のないサイトを閲覧している時間としては「1日あたり平均10分未満」という回答が過半数だったようだが、1時間以上という従業員も約1割強、「最長で1日4時間以上の経験がある」と答えた人従業員も6.1%いたそうだ。
1日4時間も職場でWebサーフィンできるとは何とも平和である。
Googleやその他20社以上に仕掛けられたという大規模サイバー攻撃の攻撃元は中国当局であることが明らかとなったそうだ(47News、ars technica、本家/.)。
VeriSignのiDefenseセキュリティ・ラボによる調査で、今回の指揮統制サーバーや攻撃元IPアドレスが中国当局のもとの一致することが突き止められたとのこと。攻撃はAcrobat Readerの脆弱性を突くもので、PDFファイルに悪意あるコードを仕込む手口だったという。
なお、AdobeはAcrobat Readerの脆弱性が利用されたとのiDefenseの主張に反論する声明を発表している。声明ではMcAfeeによる調査報告に言及し、攻撃に利用されたのはAcrobat Readerではなく、IEの脆弱性であったとしている。
1月8日付のAP通信の記事によれば、約100万部近いDIY本のリコールが行われているそうだ。
http://hosted.ap.org/dynamic/stories/U/US_RECALL_BOOKS?SITE=VAWAY&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT
アラバマ州の出版社Oxmoor House社は住宅内の電気配線や修理に関する誤った記述に従うと感電や火事を起こす危険性があるため、自社本の自主回収を開始した。1975年版から最新版までを対象にしており、全米各地の書店やホームセンターで販売されているとのことで、それなりに有名な定番シリーズなのだろう。現在までにそれが原因の事故は報告されていないそうなので、良心的な対応とも言える。
さて、ウェブ全盛ではあるものの、ソフトやハードの入門書や専門書を趣味や業務で参考にされているエンジニアもまだ少なからずいらっしゃることだろう。もっともらしく書いてあるが、そのとおり試しても全然動かないというご経験はあるのだろうか。スラドの皆さんで、当てにならない出版社やシリーズ、著者をご存知なら、この機会に是非経験談を披露していただきたい。
ハイチの大地震発生後、無線通信事業社であるTrilogy International Partners, LLCの災害リカバリーチームがいち早く現地に駆け付け、携帯電話ネットワーク復旧に尽力していたそうだ(プレスリリースPDF、本家記事より)。
地震発生後、現地従業員はスタッフや建物の安全を確保し災害リカバリープランを実施、サービスの復旧に成功したとのこと。また、Trilogy InternationalおよびVoila(ハイチの携帯電話キャリア)の災害リカバリーチームも数時間後には現地に到着し、本格的な復旧作業に着手したという。
従業員の安全を第一に置きながらもその後も復旧作業は続き、14日付のプレスリリース(PDF)によると基地局の7割を稼働させることに成功し、残りの基地局も現地メンテナンスチームと共に復旧作業が行われる予定となっているそうだ。また国際電話サービスの復旧にも成功したという。
地震発生後、比較的すぐにtwitterやその他の携帯メディアなどを通じて現地の惨状が伝わってきていたように思うのだが、その背景にはこのような人々の貢献があったようだ。
ドレイク方程式を使い、自分に彼女が出来る確率を導き出したそうだ男性がいるそうだ(本家/.、FOX Charlotteより)。
地球外生命体の存在確率を推定する方程式である「ドレイク方程式」を用いてこの確率を導きだしたのは、ロンドン在住の30歳の大学院生。「Why I don't have a girlfriend: An application of the Drake Equation to love in the UK」(PDF)と題されたこの論文によると、UKに3000万人いるという女性のうち彼女として適するのはたった26人しかいないとのこと。全女性のうちロンドン在住の女性の数や「年齢的に適している(24~34歳)」女性の数、また大卒かどうか、そして身体的魅力などが要因として考慮されたとのこと。その結果、ロンドンで一晩遊びにでたとして、彼の要件に合致する女性で、かつ相手も自分に興味を持ってくれる女性と出会う確率は0.0000034%であるとはじき出されたそうだ。この確率は銀河系で知的生命体を発見する確率の100倍程度でしかないとのこと。
ちなみに、この大学院生は実際には付き合って6カ月になる彼女がおり、「ロンドンの子で、要件を全て満たしている」とのことだ。
/.Jでもあの肉再販と話題になった、腱の部分が断ち切られているのに大腿骨状の骨に骨格筋が癒着して焼きあがっている謎の「ギャートルズのマンモス肉」が、東ハトからスナック菓子として販売された。なんでも草食系男子のふがいなさにマンモスが嘆いて復活したそうで(/.J過去ストーリ「よみがえれマンモス」)、壁紙などが配布されてる。
ITmedia News他で既報の通り、小惑星探査機「はやぶさ」が地球引力圏の内側を通過する軌道に乗りました。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口氏は「今週のはやぶさ君」で以下のように述べています。
「地球の引力圏を通過する軌道へ乗ったということは、『はやぶさ』が地球への往復飛行に一応の区切りを付け帰還できたことを示しています。」
本当に帰ってきますよ!\(^O^)/
予定では6月に地球大気圏への再突入、イトカワ星人小惑星のサンプルを地上で回収する計画だそうです。
CNNの記事で、2016年からメール到着、MS製「Windows Mobile」からで紹介されていました。
(CNN) 米マイクロソフトの携帯情報端末用OS「Windows Mobile」から送信された電子メールの日付が、2016年と未来になっており、利用者間などで話題になっている。
この「不具合」が生じたのは年明けの元日から。日付の「年」だけが、今年の2010ではなく2016となっており、本文などには問題はない。
理由は不明。マイクロソフトも現在、原因を解明中だという。
ちょっと笑ってしまうようなミスだと思いますが、/.erの皆さん方はそんなミスをしてしまった経験等はありますか? また、そのときの「ごめんなさい」方法(ミスした理由を含め)をご教示願います。
新聞の押し紙問題がテレビで議論され、テレビのスポンサー介入問題が新聞で報じられる。
将来そんな日がやってくるのでしょうか。
政権交代以降、各省庁で記者会見の開放が五月雨式に行われていますが、14日に日本外国特派員協会で行われた記者会見で総務大臣の発言が、Twitterを中心に大きな反響を呼んでいるようです。
この中で、原口総務相は以下のような意向を発表しました。
- 新聞社がテレビ局に出資することを制限する
- 有限なリソースである電波を独占状態から開放する
- 放送局認可権限を総務省から切り離す
- 総務大臣の行う記者会見を全てのメディアに公開する
これらの発言は、長らくメディア問題に取り組んできた、ビデオニュース社の神保哲生氏の確信的な質問に答えたもので、この回答を勝ち取ったと神保氏がTwitterで報告するや、ReTweetが驚きとともに一斉に広まりました。
電波オープン化の一環となるオークション制や、日本版FCCへの放送認可制度の移管、記者会見の開放などは、これまでも民主党の政策として認知されてきたものですが、メディア相互資本問題への取り組みは、是非を別にしても、画期的なものでしょう。
この記者会見の模様は、ビデオニュース社が抜粋した映像として、無償で配信されています。
(総務相が新聞社の放送局への出資禁止を明言 — ビデオニュース・オン・ディマンド — ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局)
ところが、このニュースは新聞・テレビ等の主要メディアでは、一切報じられていません。
そのこと自体が、皮肉なことに問題の根深さを物語っているとも言えるでしょう。
参考:クロスオーナーシップ (メディア) — Wikipedia
読売新聞の記事によると、 コンセントのプラグ部分に挟んで落雷時に家電製品が壊れるのを防ぐのに使う、ノア社の「雷ガード」に発煙・発火事故を引き起こす不具合があることが判明したとのことだ。メーカーのプレスリリース(PDF)によると、すでに販売している152万個のうち12個について事故の事例が報告されているそうで、改良品との交換に応じるとのことだ。雷の多かった夏頃によく家電量販店でワゴン売りされていた製品というようにタレコみ人は記憶しているが、雷対策で応急的に同製品を購入して使用している方も多いのではないかと思うので、思い当たる人は要チェックである。
世界最南にあるATMは、Wells Fargo が南極に設置したものらしい。 (本家記事、 Needcoffee.comの記事)
Wells Fargoは米国の大手老舗銀行。ここが、2000年に南極のマクマード駅に設置した2つのATMが世界最南にあるATMなんだそうだ。 Needcoffee.comの記事には、Wells Fargo の David Parker氏 (VP) へのインタビューが掲載され、「なぜ2つ設置しているのか? (1つはバックアップ)」 「なぜ2000年に設置されたのか? (何かあっても行くのが大変なので、Y2K問題が過ぎてからにした)」など、裏話も満載。 米国内に設置されているWells FargoのATM同様に使用可能で、手数料に関しても同様だそうだ。
これなら南極に行っても安心だ。
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン