ようやく登場したPlastic Logicの電子書籍端末QUE 40
Plastic Logicの電子書籍端末は2009年発売予定だったらしいが、正式版の「QUE」は2010年初頭のCESでようやく公開された(朝日新聞の記事)。プラスティックベースのフレキシブルディスプレイは、メタルフォイルベースの「Skiff」と比較すべき存在かもしれない(どちらもボディが硬式?で実際には曲がらないようだけど、まあ割れにくい)という訳で、そのQUE proReader のスペックを確認しておこう。ワイヤレス・ダウンロードは、この手の端末では常識となったが、4GBモデルと8GBモデル(ユーザエリアは3.6GBか7.6GB)があり、前者はWiFiのみ。基本、USBとBluetoothもあり、後者はブラックベリーにつながる。ディスプレイは10.5インチ、944×1264、150ppi、8階調グレースケール。本体サイズは8.5×11×0.3インチだから、215.9×279.4×7.6mm。重さは約17オンスだから、482g。こうしてみると、ディスプレイのサイズも解像度も、本体の薄さも「Skiff」に対してちょっとあれだが...(以下略)。やはり、登場時期が少し遅かったかもしれないが、市場で成功する決め手はスペックを超えた所にあるのだろう。QUEはWord/Excel/PowerPoint/PDF/Outlookにも対応し、ビジネス系の印象。コンテンツ系はAdobe社と共同開発した「QUE truVue」形式をサポートする。