さくらや全店閉鎖、社員450人は原則解雇に 100
朝日新聞の記事によると、業績が悪化している家電量販店大手のベスト電器(福岡市)が、直営店の2割にあたる50~70店を今後2年間で閉め、首都圏で15店ある完全子会社のさくらやの全店を2月末までに閉める再建計画を発表したそうだ。ベスト電器は九州を中心に約260店を直営しているが、3割が赤字だそうで、最大手のヤマダ電機(群馬県高崎市)やコジマ(宇都宮市)が地盤の九州・山口に大型店を出し、競争が激化しているそうだ。また障害者団体向けの郵便割引制度を悪用して大量のダイレクトメール広告を発送していた事件で元部長が逮捕された。赤字店のうち業績回復が見込めない50~70店を閉めるが、他に約300店あるフランチャイズチェーン店は減らさないそうだ。
ベスト電器はさくらやを2006年に子会社化したが、赤字が続いていたそうだ。さくらやは全店閉鎖後、会社を清算し、社員450人は原則解雇するそうだが、ベスト電器と資本提携しているビックカメラが一部を引き継ぐとも。さくらやを含めたグループの正社員数は6900人で、全体では数百人規模の社員を削減するそうだ。