NTTドコモの夏野剛執行役員、退社へ 85
様々な意味で「名物男」でしたね 部門より
iモード開発チームの一人であり、現在のiモード事業の責任者である「夏野剛氏」が、NTTドコモを退社するとの記事が日本経済新聞に掲載されました。報道によると夏野氏は退社理由を「ドコモでやるべきことはすべてやった」為と語ったそうです。
氏は1997年にiモード開発チームに誘われています。その時に、ビル・ゲイツの1995年の著書「ビル・ゲイツ未来を語る」で語られる「ウォレットPC」……「決済機能、GPS、ネットワーク機能などを搭載したPCをお財布サイズにダウンサイジングしたもの」を、携帯電話を進化させて実現するというビジョンを思い付き、NTTドコモに入社したそうです。
他にも退社の理由はあるのかもしれませんが、入社時の目的は達し、「やるべきことをすべてやった」ので退社を決意されたのだと思います。NTTドコモが氏の残した資産をどう使っていくのかという事と、氏の今後の活動に注目したいです。
どちらかといえば、プレゼンの度に飛び出す発言の微妙な愉快さ故に認知されていた印象が強い、と感じる人も多いのではないだろうか? 先の905iシリーズのプレゼンを担当しなかったあたり、今回の退社に際しては裏事情が色々とありそうな感じである。