Firefox 2.0.0.13リリース 16
アップデートはお早めに 部門より
MKの日記より。Firefox 2.0.0.13が3月25日付でリリースされた(リリースノート)。Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリによると、脆弱性の修正は6件あり、メモリ破壊の形跡があるクラッシュとJavaScript の特権昇格と任意のコード実行の2件が重要度最高。ほか、高が2件、中と低がともに1件となっている。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
MKの日記より。Firefox 2.0.0.13が3月25日付でリリースされた(リリースノート)。Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリによると、脆弱性の修正は6件あり、メモリ破壊の形跡があるクラッシュとJavaScript の特権昇格と任意のコード実行の2件が重要度最高。ほか、高が2件、中と低がともに1件となっている。
pinbou 曰く、
本家/.の記事より。Rolling Stoneが、世界最大のスーパーマーケット・チェーンであるWal-Martと米音楽産業との関わりについて興味深い記事を掲載している。
Wal-Martは世界最大の小売業であると共に、アメリカ最大の音楽小売業者でもある。今や「メジャーレーベルのアルバムCDのほぼ5分の1」はWal-Martで売られているそうだ。Wal-Martは家電販売等の客寄せのため、仕入れ価格が12ドル程度のCDを10ドル以下で売っているが、記事によれば最近は「赤字にうんざり」しているらしい。そこでWal-Martは、メジャーレーベルにCDの仕入れ価格を10ドル以下まで下げることを要求し、さもなくばCD売り場をDVDやビデオゲームの売り場に変えてしまうと通告してきたそうだ。Wal-Martのスポークスパーソンは「レコード業界はビジネスモデルを改良しなければなりません。お客さまこそ究極の裁定者なのです。そしてお客さまは、現在音楽が適切に価格付けされているとは考えていません」と述べている。
米音楽産業には、Wal-Martの要求を無下に却下できない事情がある。ある音楽産業の重役によれば、「Wal-Martでの売上は、メジャーレーベルの音楽売上のほとんど20%を占めている。逆に、Wal-Martにとっては音楽の売上は全体の2%程度に過ぎない。言い換えれば、Wal-Martが音楽CDを売らなくなっても、彼らにとっては痛くもかゆくも無いということだ。心配で夜も眠れない」。別の関係者は「本物のビジネスパートナーだった音楽専門のショップと違い、Wal-Martは個々のアーティストやマーケティングプランへの長期的な関心がない。Wal-Martでは私たちは大量消費財に過ぎず、歯ミガキなどと一緒に陳列棚のスペースを争わなければならないのだ」と述べている。
Anonymous Coward曰く、
INTERNET Watchの記事によると、「livedoor Blog」の「引っ越し」を騙るフィッシングサイトが現れたそうだ。これは、「livedoor Blog開発日誌」で明らかにされたもので、「ブログの引っ越しのため、などの理由でlivedoor ID/パスワードを入力させる悪質なフィッシングサイトが確認されております」と書かれている。ライブドアは、livedoor IDとそのパスワードを他人に提供すると、登録されている個人情報やクレジットカード番号などが盗用される恐れがあるとして、「大変危険です」としている。たしかに、mixiのパスワードくらいだったら大して危険じゃないかもしれないが、livedoor IDはいろいろなサービスに使われているので危険度は高いように思える。
問題のフィッシングサイトがどこかは明らかにされていないが、コメント欄やはてなブックマークからの情報によると、このサイト(http://blog.fc2.com/import/regist.php)のことではないかと囁かれている。見たところ、これはFC2,inc.の公式なサービスのように見えるが、はたしてこういうやり方はどうなのだろうか。日本の何かの法令に違反しているような気もしなくもないが、スラド法曹班の見解は如何に?
あるAnonymous Coward 曰く、
2010年に出荷予定のWindows 7はコンポーネントベースで提供されるのではないかと言われているそうだ(ZDNetの記事)。コンポーネント化を裏付ける背景として、次のような現状があげられている。まず、Windows Server 2008が必要な機能を選択してインストールできるようになっている点、そしてVistaにてコンポーネントベースのアップデートが可能である点。また、余分なものを取り除いた必要最小限のWindowsカーネル「MinWin」がWindows 7以降のOSの心臓部となるという点も挙げられている。
これに関して/.本家では次のような考察を紹介している。コンポーネント化がマイクロソフトにもたらすメリットには、コンポーネント単位で機能を増減するOS開発が可能になること、そして出荷後にモジュールを発売することによって長期間に渡って収入源を確保できるようになる点があるとのこと。また、コンポーネントに有効期限をもたせ、ユーザが必要な期間だけコンポーネントを「一時使用」できるようにする可能性もあるのではないかとのこと。
未識魚 曰く、
社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)が、「帯域制御の運用基準に関するガイドライン(案)」について意見募集を開始した(JAIPAのプレスリリース)。 このガイドラインは、/.Jの記事 「ISPによる帯域制御の運用基準に関するガイドラインが策定へ」 でも話題になったもので、一部のヘビーユーザが帯域を占有し通信品質が下がるなどの問題を解決するため、アプリごとやユーザごとに、ISPが帯域制限を行う時の運用基準を示したものだ。 JAIPAはISP 280社について調査を行い、「パケットのヘッダ情報やペイロードの情報を分析してP2P ファイル交換ソフト等のアプリケーションの種類やユーザを識別する方法を用いる事業者が増えて」いると現状を概観した上で、無断でパケットを分析するような行為は、通信の秘密を侵害するものであると断じており、帯域規制を行う場合は、利用者から「『個別』かつ『明確』な同意がない限り、かかる制御を実施することは許されない」とはっきり言っている。どうも帯域制限についてはできるだけやらないでもらいたいようだ。
あるAnonymous Coward 曰く、
たまたま検索をしていて知ったのだが、2005年から神奈川県に「
株式有限会社ウィキペディア」という名前の会社があるようだ。最初はあの「ウィキペディア」を名乗っているぐらいだから何らかの関連があるのだろうとも思っていたのだが、どうもソフトウェアの開発・設計が主でなんの関係もないらしい。こうした名前を付けるのは、この会社の将来のためにもならないと思うのだが、どうだろうか?
bouzuman 曰く、
ニフティが スパムブログのフィルタリング技術を開発した というリリースを発表したが、その中でなんと国内ブログの4割がスパムだという調査結果が書かれている。
ニフティによると、スパムブログとは
としており、当該リリースにはどのようなブログが該当するかという定義がおおまかに書かれている。アフィリエイトで広告収入を得ることや、特定のサイトへ誘導したりすることを目的として生成されるブログです。特定のキーワードを含む記事やニュースサイトなどから転載した記事を機械的に大量に生成して、各種検索サービスからアクセスされるようにすることもあり、コンテンツとして無意味なものだけでなく、一般のインターネットおよびブログサービスの利用者にとって迷惑になる場合もあります。
たしかにこのようなスパムブログに出会うことはまれにあるが、 4割というのはちょっと大げさな気がしないでもない。あなたのブログはどうかな?
teltel曰く、
ちょっと古い話になるが、3/14のScienceに、Silane(シランSiH4)を高圧下で超電導物質にするのに成功したという論文が出た。この研究を発展させると常温超電導体にできるかもしれないと、EETIMES JAPANの記事では言っている。
シランの超電導性を見付けたのは、カナダのUniversity of SaskatchewanのJohn Tseのグループ。同グループの論文の要旨によると、シランを、50GPa(50万気圧くらい)の高圧にすると金属になり、さらに96GPaで17Kに冷却したところ超電導性を確認できたとのこと。論文からすると、EETIMESの記事は意味不明な点が多いが、まあ夢の導線にまた一歩近付いたということで。
capra 曰く、
本家記事より。グラフェンという物質では熱振動が電子伝導に極めて小さい影響しか与えないことが、メリーランド大学の研究によって明らかになったそうです。グラフェンとは原子1つ分の厚さのグラファイトのシートから成る、半導体と金属の両要素をあわせ持つ物質で(以前のストーリ)、ポストシリコンとしても期待されています。電子の移動しやすさを示す移動度(mobility)では通常の室温において200,000cm2/Vsにも達し、既存の半導体で一番高い電子移動度をもつアンチモン化インジウムの77,000cm2/Vsと比較しても非常に高い値を出しています。また、室温での電気抵抗率も銅と比べ35%ほど低く、より高速なチップや生科学センサなどの技術への応用が期待されるとのことのことです。
Computerworld記事によると、既にIBMと日立はグラフェンを使った原子レベルトランジスタの共同研究を始めているようです。IBMからは研究成果についてプレスリリースも出ています(Nano Lettersジャーナル、写真資料)。
774THz 曰く、
タレ込んでもマンネリと言われそうなCQ出版の月刊技術誌の付録マイコン基板。今度は富士通のFR(USBホスト機能付き、RGBモニタへの出力可能)とARMコアです。
Interface 5月号はすでに書店に並んでいますので、ご興味をお持ちの方は早めに確保しましょう。
- Interface 5月号:付録FR基板で学ぶUSBシステム開発の基礎
- Design Wave Magazine 5月号:付属ARMプロセッサ基板を使ったシステム開発
これだけ次々と付録基板企画が続くということは、スポンサー企業から見て販促効果が高いのでしょうか? 読者としては基板を上手に使った製作記事の内容を充実させて欲しいものです。
kaguyaboshi 曰く、
マイコミジャーナルの記事によると、東京のサイエンスドーム八王子(東京・八王子市こども科学館)のプラネタリウムが昨年12月から続いていた改修作業を終え、今月23日にリニューアルオープンしたようだ。今回導入されたのは光学式とデジタル式の複合型プラネタリウムで、よりリアルな星空の投影が可能になったとのこと。22日のリニューアル式典で上映されたオープニング番組は「137億光年~宇宙の果てへの旅~」で、7月6日まで上映される。
暖かくなって来たとはいえまだ夜は肌寒い今日この頃、ひと足早く星空を眺めて遠い宇宙に思いを馳せてはいかがだろうか。
kaguyaboshi 曰く、
(つづく)八王子のプラネタリウムに関するタレコミをしている時に気づいたのだが、以前のストーリー「現役最年長、明石のプラネタリウムが引退へ」でも話題になっていた明石市立天文科学館に設置されている国内最年長のカール・ツァイス・イエナ社製プラネタリウムについて、当初予定されていた2010年度の現役引退が延期されたとのニュースが神戸新聞のサイトに掲載されている。
YOUsuke 曰く、
マイコミジャーナルのBeOS関連の文書がWebで公開 — APIリファレンスとメールマガジンより。Haiku ProjectはBe BookおよびBe Newslettersを公開した。ライセンスはCreative Commons。これは現在BeOSに関する権利を保持しているACCESS社から提供されたものとのこと。Be社が解散してから、BeOSの権利を保持していた各社はアクションを起こすことにあまり協力をしてこなかったが、今回こういう形でリソースが提供されたことは喜ばしい。タレコみ人はつらつらと眺めつつノスタルジーに浸ることにします。
kanina 曰く、
OPERA DESKTOP TEAMによると、開発中バージョンのOperaにて、ついにAcid3 Testで100点をたたき出したとのこと。スクリーンショットが公式ブログの記事にアップされている。なお、来週頃テクニカルプレビュー版がOpera Labsにて公開される予定とのこと。
WebKit Nightly Buildsが98点を出していたが、100点の達成はOperaが一歩先に実現したことになる。
今年はじめごろのAcid3 Testの実行結果は、John Resig氏のブログにまとめられている。この時点でもOperaの適応度は高い。
[Acanthopanaxによる追記] WebKitでも100点への到達が発表された。WebKitはSafariなどで使用されている。
capra 曰く、
本家より。米カリフォルニアの小さな町、セバストポール市は、ダウンタウンエリアで無料Wi-Fiを提供するべくプロバイダのSonic.netと契約をしたそうです。しかし、Wi-Fiの無線周波による健康被害を憂慮する一部市民からの強い反対要請があり、結局市議会にて4-0の評決により計画は白紙撤回されたそうです。
公共で無料Wi-Fiが提供されれば便利だと思うのですが、セバストポールはヒッピーの多い町だそうで、新技術(?)への懐疑的傾向が強いのかもしれません。それにしても市議会まで動かしてしまうとは驚きです。
未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー