Microsoft 製品製造の中国工場は劣悪な労働環境、米 NGO が告発 111
攻殻の授産施設的な 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
搾取的労働に立ち向かう米国の NGO 団体 National Labor Committee (NLC) が、Microsoft のマウスなどを製造している中国の工場における劣悪な労働環境を告発している (NLC によるレポート、ITmedia News の記事、本家 /. 記事より) 。
広東省東莞 (とうかん) 市にある台湾 KYE Systems の工場では、16 〜 7 歳の学生労働者が 15 時間シフトで働かされているという。労働中はトイレ休憩も取れず、ひどい食事内容だという社員食堂で食べ、1 部屋 14 人という寮で寝泊まりしているとのこと。時給は 65 セント (約 60 円) だが食費を引かれ実質は 52 セント (約 48 円) であり、労働者に超過労働を行わない選択はあっても仕送りなど家族を支えるためには超過労働を選ばざるを得ない状況だそうだ。労働者の大半は 25 歳くらいまでの若い女性であり、セクシュアルハラスメントも日常的に行われているという。
この工場では Microsoft 製品の製造が 3 割ほどを占めるが、他にも Hewlett-Packard、Samsung、Acer、Foxconn、Logitech、Asus 製品の受注製造も行われているという。人権を無視し、また中国の労働法や Microsoft の行動規範にも違反した労働環境であるとの NLC の報告を受け、同社は近日中に労働監査官を工場に派遣することを決定しているとのことだ。